出産・子育て

保育園・幼稚園への送り迎えに「週1回以上」行くパパ25.6%。その、子どもへの影響とは?

 あわただしい朝の街、スーツ姿のお父さんが幼子の手を引いて園へ向かう。一昔前まではちょっと目を引く光景が、最近ではごく日常のシーンとなっている。「増えた」実感を持つ人も多い「パパの送り迎え」、実際にはどのくらいの率になっているのだろうか?

Q.保育園や幼稚園への送り迎え、パパはどのくらいの頻度で行っている?

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全国の主婦の友社読者ネットアンケートクラブ会員へのメール調査。
回答数73人。子どもの年齢/5、6、7、8才(卒園している子どもは当時を振り返って回答) 
男女比/男の子36人、女の子37人

A.
ほぼ每日14.1%
週に2~3回 5.6%
週に1回程度 5.6%
月に1~2回程度 15.5%
ほとんどいかない 59.2%

 「ほぼ每日」という答えが、6~7人に1人。1週間に1回以上行っているパパは4人に1人ぐらいという結果となった。これは「保育園」「幼稚園」両方に通っている(いた)子についての回答で、しかも回答者の属性としては「幼稚園児」のほうが多い傾向にあったので「保育園パパ」に限ってアンケートをとると、もっと頻度はあがるのかもしれない。

送り迎えは親子のキラキラした時間

 実際に送り迎えを担当しているパパに感想を聞いてみた。「娘が2才くらいまで、仕事が始まる前に毎朝、娘を保育園に送りに行っていた。その時間は今振り返ると、僕の中では心和む、かけがえのない時間だったと思う(8才女子のパパ)」「早朝から仕込みをする朝型の仕事なので、夕方のお迎えは私の仕事。娘もそれを当たり前に思っていて、帰宅してからも一緒に遊んでいた。あの時間がなかったら親子の会話はかなり少なかったと思う(7才女子のパパ)」「ママとだと途中の寄り道や、バイバイのときにグズるなどが多かったようですが、僕が連れていくと、案外スムーズに歩いてくれた(5才男子のパパ)」といったポジティブなコメントが聞かれる一方、「ママの中になじめなくて、なんとなく行きたくない(4才男子のパパ)」「朝の『送り』は担当できても『お迎え』は時間的にムリ。18時15分のリミットタイムに必ず帰宅するなんて不可能(3才女子のパパ)」といった声も。

父子の関係作りに最適な絶好のチャンス!

 普段は会話に乏しい親子だったとしても、一緒に道を歩いていると「今日は寒いね」のひとことも出るだろうし、友だちに出会ったら「あの子はこんな子でね~」という会話も始まることだろう。もしくは、口数少なくても、一緒に歩いている。それだけでも心が通う何かはあるかもしれない。一緒にいる時間の長いママだけではく、接する時間の短いパパも、短時間でもいつも自分を見てくれている時がある。それが子どもにとっての心の安心や安定につながることは間違いないだろう。

フランスではパパのお迎えが日本よりポピュラー!?

 イクメン先進国と言われるフランスでは、産休・育休をとるパパの数が日本とは比較にならない多さ。また、安全のため幼稚園から小学校卒業まで、園児・児童を単独で通園&通学させてはならず、親もしくは親に代わる人が送り迎えすることは義務とされているのだ。そういった社会状況が背景になっているからか、「送り迎え」をテーマにした絵本が人気をよんでいる。

 フランスで出版されたのち、ドイツ、イギリス、アメリカ、中国ほか計6カ国で翻訳出版されている大人気の絵本、『おむかえパパ』(ナディーヌ・ブランコム:著、オレリー・ギュレ:絵、中川ひろたか:訳/主婦の友社)が日本でも2017年1月18日に発売となった。

たいへん!パパの愛車が不調に……
ねえ、おむかえにちゃんと来てくれる?

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 保育園にパパが送っていこうとすると、愛車の調子が悪い。なんとか送り届け、「じゃ、また、ゆうがた おむかえに くるからね」と子どもに伝えるが、心配症な子どもは「だけどさぁ、パパ。もし また くるまが うごかなくなったら パパ、おむかえに こられないよね」という。でもパパは「でも、そうなったら となりの おじさんの あかい トラクターを かりて おむかえに いくよ」と答えるが、子どもは「でもさぁ、そのトラクターも うごかなかったら どうするの?」と返してくる。

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 その後も「そしたら…」「でも…」というやり取りが続く。子どもなりに抱く「もしむかえに来なかったらどうしよう」という不安を、パパは優しく、ユーモアを交えつつ取り除いていくのだ。そして最終的にパパが選んだ方法はとは…!? 

パパの読み聞かせに最適な一冊!

 子どもへの読み聞かせにもぴったりな一冊だが、まずはご自身で読んでいただきたい。幼い頃の自分の親との「送り迎え」の時間をきっと思い出すはずだ。忙しい毎日、時には送り迎えが面倒だなと思ってしまう日もあるかもしれない。しかし、「送り迎え」の時間は親にとっても子どもにとっても、絶好のコミュニケーションの時間であり、思い出となる時間なのだ。送り迎えはママに完全にまかせっきりだ、というパパがいたらどうか一度だけでも行ってみてほしい。子どもにとってその一回だけでもサプライズになるし、思い出となるはずだ。そしてご自身でも子どもの知らない一面を発見できる機会となるかもしれない。

ママにとってはお助けアイテムに!

 お迎えの時間が楽しくなる、お迎えに行きたくなる絵本『おむかえパパ』。ママにとっては「パパの送り迎え」を促すツールとしても密かに活躍しそうだ。さりげなくリビングに置いておくのもいいかもしれない。「明日は、たまには送りに行ってこようか」という話の流れになるかもしれない! また、フランスらしいおしゃれな絵柄は、パパになった友人や同僚へのちょっとしたプレゼントとしても、喜ばれそうだ。



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