出産・子育て

小学生の30%、高校生の65%が近視に! 近視にさせない、進行させないためには?

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    『あなたのこども、そのままだと近視になります。』(坪田一男/ディスカヴァー・トゥエンティワン)

 近視にさせない、進ませないための具体策を紹介した『あなたのこども、そのままだと近視になります。』が2017年2月24日(金)に発売された。

 最近、子どもたちの近視が増えている。自分が近視でなくても、周囲に一人も近視の友人や家族がいないという人はいないだろう。メガネやコンタクトによる煩わしさはあるものの、特に問題なく日常生活を送れることから「近視はたいした病気ではない」「近視くらい」と思っているのではないだろうか。しかし、少し考えてみてほしい。ここまで一気に近視の子どもたちが増えるのはおかしくないだろうか?

 文部科学省の調査では、裸眼視力が0.3未満の小学生は、1979年に比べて3倍以上も増えている。しかも、裸眼視力0.3未満の人の割合は年齢が上がるにつれて高くなり、高校生の近視率(裸眼視力1.0未満)は65%にものぼる。

 そんな中、唯一確実だとされている対策は「外で遊ぶと近視になりにくい」というもの。できるだけ長時間外で遊ぶことが大切だとされているが、「毎日1時間以上」「毎日2時間以上」「週14時間以上」など、近視抑制効果があるとされる「外で遊ぶ時間」については研究者によってかなりのバラツキがある。というのも、どうして外で遊ぶことで近視を防ぐことができるのか、そのメカニズムが明らかになっていないため、目安となる時間を算出することができないからだ。

 同書のテーマは、外で遊ぶことがなぜ近視抑制効果を持つのかを明らかにすること。未知の部分も多いこのテーマについて、著者は世界で初めてそのメカニズムを発見、すでに治療への応用までも考えているという。「近視は予防できない」という通説を覆し得る大発見と、近視にさせない、進ませないための具体策を読むことで快適な視界を手に入れよう。

坪田一男(つぼた・かずお)
1955年東京生まれ。1980年、慶應義塾大学医学部卒業。85年ハーバード大学留学、87年クリニカルフェロー修了。現在、慶應義塾大学医学部眼科学教室教授、慶應義塾大学SFC研究所ヘルスサイエンスラボ代表、日本抗加齢医学会理事長、日本再生医療学会理事、近視研究会世話人代表などの要職を務める。

※掲載内容は変更になる場合があります。



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