『ONE PIECE』ホワイトデーに言いたいサンジの口説き文句は?【アンケートをとってみた】

アニメ・マンガ

2017/3/14

『ONE PIECE』(尾田栄一郎/集英社)

 男性読者はバレンタインデーにチョコをもらえただろうか。むしろ受け身ではなく、逆チョコをしたのだろうか。

結果次第では大泣きした男性もいるかと思われるが、まだ大丈夫だ。我々にはホワイトデーが残っている。

想いを寄せる女性のため、いそいそとプレゼントを用意している男性がいるにちがいない。そこで今回はに登場する、鉄のハートを持つ男「サンジ」に恋愛を学びたい。女性からどんなに冷たい態度をとられ、あしらわれても、決して負けないサンジの恋愛の姿勢は、男としてぜひ心得ておきたいものだ。

まずはサンジが今まで放ってきた珠玉の口説き文句をご紹介しよう。

第14巻 さりげなく告白をまぜるサンジ

ナーミさ~ん。ビービちゃ~ん。おーい返事してくれーっ。好きだーっ。

 リトルガーデンで、一向に船に戻ってこない仲間を心配したサンジ。再び森の中に戻り、仲間(ナミとビビ)を探しているときに出た告白。安否を心配しつつ、さりげなく告白を混ぜるのは、モテ男の上級テクニック? であり、男なら一度は実践してみたいところ。

15巻 女性を安心させ、勇気づける一言

そう力む事ァねェよ。ビビちゃん。おれがいる!!!

 情勢が悪くなるアラバスタ王国に頭を抱え、プレッシャーと不安に苦しむビビ。そんなビビを落ち着かせるためにサンジが言った一言。女性を安心させ、男らしさを感じさせる一言であり、こちらも男なら一度は言いたいセリフだ。

18巻 ストレートにほめるサンジ

…ナミさんステキ

 海底火山について解説したナミの知的な部分に感心したサンジがこぼした一言。女性をほめるときは、このようにストレートにほめたい。

24巻 ロビン加入で喜びをあらわにするサンジ

漂う恋よ僕はただ漆黒にこげた体をその流れに横たえる流木…。雷という名のあなたの美貌に打たれ激流へとくずれ落ちる僕は流木…。おやつです

 サンジ独特の口説き文句。この他にもいくつか特有の口説き文句が存在し、そのバリエーションを考える尾田さんに舌を巻く。尾田さん、実はチャラ男ではないだろうか。

71巻 恋に落ちる瞬間を叫ぶ

おわあああああ~………!ダメだ…もう恋が止められないっ!!

 ヴァイオレット(リク王の次女ヴィオラ)とサンジが出会ったシーン。ヴァイオレットに抱きしめられ、鼻血を出したサンジ。ヴァイオレットが鼻血を心配し、サンジに顔を近づける。ヴァイオレットの美貌に心を射抜かれたサンジが思わず叫んだときに出た一言。これほど恋に素直に生きることができれば、バレンタインデーやホワイトデーなど恐れるに足りないだろう。

 ここまでサンジの珠玉の口説き文句をご紹介した。本当はもっとご紹介したいのだが、それはまた次回とさせていただきたい。しかし上記のセリフを紹介したところで、果たして実践できるどうかは分からない…。そこで私は一肌脱いだ。男性読者の役に立つため、あるアンケートを知人女性に実施したのだ。

ここからはその結果をご紹介していこう。

Q.いのうえが以下のセリフを述べます。
そのセリフを言われたときの率直なお気持ちをお聞かせください。

(アンケートの際、サンジがセリフを放った状況を説明し、キャラクターの名前の部分は、知人女性の名前にしてご意見をいただいています)

「ナーミさ~ん。ビービちゃ~ん。おーい返事してくれーっ。好きだーっ」

恥ずかしすぎるので、とりあえず見つからないように隠れる。しばらくしたら、かわいそうなので姿を現す。(30代/通訳者)

逃げたい。(20代/会社員)

「…ナミさんステキ」

ありがとう(でも、ものすごく嬉しいわけではなく…)。(30代/通訳者)

「この人は簡単に人を褒めるんだなぁ」と思ってしまいます(笑)。(20代/会社員)

「漂う恋よ 僕はただ漆黒にこげた体をその流れに横たえる流木…。雷という名のあなたの美貌に打たれ激流へとくずれ落ちる僕は流木…。おやつです」

露骨にひく。言葉がない。でもおやつは食べる。(30代/通訳者)

おやつを作ってくれたことに対し「わーい!ありがとう!」と全力で喜びますが、内心(なんで流木なんだろうなぁ)と思いつつ、つっこむのが面倒くさいので、おやつだけ美味しくいただくと思います。ただ、スラスラと冗談か本気か分からないセリフを言える男の人は、なんだかんだ頭が良い気もするので(信用はしませんが)、単純に感心もします。(20代/会社員)

「おわあああああ~………!ダメだ…もう恋が止められないっ!!」

発言はスルー。怪我の心配だけする。「大丈夫?」くらいは言う。(30代/通訳者)

「この人はいつもこんな感じなんだろうなぁ」と思って笑ってしまうと思います。(20代/会社員)

「そう力む事ァねェよ。ビビちゃん。おれがいる!!!」

ありがとう。でも大丈夫(気持ちは嬉しいけれど、頼るつもりは無し)。(30代/通訳者)

これはいい言葉ですよね。単純にめっちゃ嬉しいです。(20代/会社員)

 いかがだろうか。実はもう一人(20代/看護師)にアンケートをお願いしたのだが、アンケート締め切り間近になって「やっぱ回答したくない…ごめんね…」と連絡がきた。一体なぜ回答してくれないのか、彼女に理由を聞くことができなかった。このアンケートで私は心を失いそうだ。しかし、納得していない読者が多いだろう。なぜならこの結果は私自身でも見えていたからだ…(号泣)。そこでもう1つアンケートを実施している。それは「好きな男性や彼氏」から言われたときのバージョンだ。

Q.あなたの好きな男性、もしくは彼氏が以下のセリフを述べます。そのときの率直なお気持ちをお聞かせください。

「ナーミさ~ん。ビービちゃ~ん。おーい返事してくれーっ。好きだーっ」

はーい、ここー(ちょっと恥ずかしいけど、嬉しい)。(30代/通訳者)

恥ずかしいなぁ。逃げたい。(20代/会社員)

「…ナミさんステキ」

(心の中でガッツポーズをしながら)そんなことないよ。◯◯君のこういうところもすごいよ。(30代/通訳者)

彼氏に言われたら単純に気持ち悪いです。恋愛関係に陥らないであろう知り合いに、唐突に言われるから面白いのであって、彼氏にいわれたら基本的に鬱陶しいです。(20代/会社員)

「漂う恋よ 僕はただ漆黒にこげた体をその流れに横たえる流木…。雷という名のあなたの美貌に打たれ激流へとくずれ落ちる僕は流木…。おやつです」

ありがとう!美味しそう!お菓子作れるなんてすごいね(発言の意味はよく分からないし、ちょっと不思議系だなと思いつつ、クリエイティブで素敵だなとポジティブに解釈。手作りというところにも感動する)。(30代/通訳者)

彼氏だと鬱陶しいのでなにもコメントしないと思います。「あーはいはい(笑)」みたいな。(20代/会社員)

「おわあああああ~………!ダメだ…もう恋が止められないっ!!」

言葉は発しないけど、嬉しくて笑顔になる。ちょっと笑っちゃうかも。(30代/通訳者)

これも鬱陶しい(笑)。でも面白いので、友達にLINEで報告します。(20代/会社員)

「そう力む事ァねェよ。ビビちゃん。おれがいる!!!」

ありがとう!そうだよね、なんとかなるよね(嬉しいし、勇気づけられて安心する)。(30代/通訳者)

これは素直に嬉しいです。(20代/会社員)

 うーむ…。このアンケートから分かることは、口説き文句で愛は決まらないということ。まず女性に気持ちがないと結果はこんなにも違う(大号泣)。そして何より、女性によって言われて嬉しい言葉が変われば、恋愛の形も変わる。彼氏がドヤ顔で気取ったセリフを言うと、内心彼女は引いているかもしれないのだ。彼女のいる男性のみなさんは、彼女がどのようなタイプか見極めた上で、細心の注意を払ってご自慢のセリフを放ってほしい。

 男性読者のみなさん、参考になっただろうか。さて、私は仕事に戻ろうと思う。バレンタインデーで女性から義理チョコをもらいすぎて、そのお返しのため、私は今月大変に出費をしている。したがって私は働かなくてはならない。恋愛はなんて厳しいものだろうか。現実はどうしてシビアなのだろうか。サンジの鉄のハートがほしい。

文=いのうえゆきひろ