染谷俊之、山本一慶が舞台に込める思いとは?『舞台男子』写真展記念トークショーに登場!

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公開日:2017/4/13

『舞台男子 the document』(KADOKAWA)発売を記念して、現在、写真展開催中の東京・渋谷MODI 6F HMV&BOOKS TOKYO ポップアップストアスペースにて6日(木)に染谷俊之、9日(日)には山本一慶のトークショーが実施された。当日は企画と取材を手がけた、ライター・おーちようことのトークとともに、各俳優の展示写真へのサイン入れ、サイン入り生写真プレゼントをかけたじゃんけん大会などを開催。
 また、写真展期間限定の「舞台男子 the document x HMV&BOOKS ブロマイド」発売とHMV&BOOKS HAKATAでの写真展開催も決定した。
【詳細はこちら】http://www.hmv.co.jp/news/article/1703250013/

 6日のトークショーに登壇した染谷俊之は、『舞台男子』について「インタビュアーの方がこれほど僕の作品を観てくれて、細かいところまで聞いてくれる取材はなかなかなかありません」と本書の魅力を語り、昨年秋の取材後に迎えた舞台「剣豪将軍義輝~戦国に輝く清爽の星~」や舞台「私のホストちゃん~REBORN~」といった座長公演を経て「全体を観て、まず『この作品をよくするためにどうするか』ということが根底にあって、さらに『より引っ張るには?』といったことを考えるようになりました」と心境の変化を明かした。


 さらに「ずっと、稽古場で役者が持ってくるものは自分なりに考えた結果で、意味があることが前提だと思っていたので、先輩だとしても僕がなにか言うのもおこがましいし、うるさいかな、と考えていたんです。でも、もしかしたら客観的な意見を伝えることで新たに気付けることがあるのかな? と思うようになって。それが引っ張ることにもなるのかな? と。決して上から目線ではなく『こうしたらいいんじゃないかな』とか、言えるようになったことは大きいかもしれません」と、先達としての思いを語った。

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 今年、20代最後の年を迎えるにあたり「最初はエキストラといった仕事からコツコツコツコツ積み重ねて、お仕事をいただいて、まさか主演舞台をやらせていただけるまでになるとは思ってもみませんでした。あの頃の僕に『がんばったら主演とかできるんだぞ』 と言ってあげたい」とデビュー当時の自分を振り返った。


 9日のトークショーに登壇した山本一慶は、今年、28歳を迎え、俳優デビューから10年目を迎えることに「人生の1/3、俳優をやっているわけですね!」と驚き、「今も気持ちは18歳のままなんですが……ミュージカル『テニスの王子様』当時は23歳でしたから時が流れるのは早いですね。皆さんも一時一時を大切にしてくださいね」としみじみ。


 また、昨年春の取材当時から書籍刊行までの一年間の出演作について振り返り、役作りに関して「いただいた台本を読ませていただいたときに思い描くものの存在になっている」と明かし、「劇場に入ると“場当たり”と呼ばれるものがあって照明さんや音響さんと動きを合わせていくんですが、そこで付けていただいた灯りや効果音を受けて役が完成することが多い。そんなふうに実際に演じることで、なにかが足されて、また上書きされて……といったキャッチボールから生まれたものを皆さんにお届けしている。だからこそ舞台はどんどん変化する生もので、おもしろいと思っています」と舞台の魅力を熱く語った。

 10年目を迎えることで「いろいろな経験を積ませていただいてきたので、今、出演している2.5次元系の舞台を始め、いろいろな場所でどんどん回りを巻き込んでいきたい。あれ、山本一慶、どこにでもいるんじゃない? と思ってもらえるような存在を目指します」と抱負も。最後のじゃんけん大会では、「僕も勝ったら、これもらえるんですか?」と笑顔を見せ、会場の笑いを誘った。


 写真展は4月22日(土)まで開催。トークショーでは、初夏に『舞台男子』第3シーズンがスタートするとともに、これらのイベントを収録した「日テレプラス×舞台男子」の特別番組が6月に放送決定したことも発表された。また、番組放送に先駆けて、詳細なイベントレポート記事もweb文芸誌「小説屋sari-sari」5月号に掲載される。

「舞台男子 the document」(KADOKAWA刊)は、web文芸誌「小説屋sari-sari」にて連載された「舞台男子」を書籍化したもの。染谷、山本に加え、神永圭佑、鳥越裕貴、黒羽麻璃央、東啓介、和田雅成、宮崎秋人のインタビューも収録。