サッと簡単に手早く作れて、男子の舌とお腹を満たす! 人気料理家5人が教える「ほめられテッパンレシピ」

食・料理

公開日:2017/4/17

『ふたりで食べる日のとっておきレシピ』(講談社)

 4月に入って新生活がスタート。そんな中、自分のためだけでなく、大切なパートナーのためにも料理を頑張りたい! と目標を掲げた人も多いのではないでしょうか。でも、料理初心者にとって、文字と写真ばかりのレシピ本って意外と分かりにくく、作りたくても断念せざるを得ないこともあったりします。そんな人のために、女性向け料理動画アプリ「ゼクシィキッチン」と連動し、文字だけでなく動画でも作り方を確認できる『ふたりで食べる日のとっておきレシピ』(講談社)が発売になりました。ここでは、文字でのレシピ紹介だけでなく、「ゼクシィキッチン」及び専用アプリで動画も公開されており、まるで料理教室に通っているような気分に。しかも、レシピはベストセラー料理書を多数持つ超売れっ子人気料理家5名考案のものなので、パートナーの胃袋をガッツリ掴めること間違いなしです! そこで今回はこの中から、3品を実際に作ってみました。

1、なんでもない日に幸せを感じられる和ごはん「豚ばら焼きめし」(P.13)


 サラダ油を熱したフライパンに豚ばら肉を入れて炒め、いったん取り出します。このフライパンに溶いた卵を流し入れ、手早く混ぜて半熟状になったら熱々ご飯を加えてほぐしながら炒めます。その後、ご飯をフライパン全体に広げて3分ほど焼きつけ、先ほどの豚肉、長ねぎ、青じそを加えてさっと炒めます。最後にしょうゆを加えて軽く焦がしたら全体に混ぜ合わせれば完成です。

 1品目は、男好みの和食はこの人に聞けということで、予約が取れなくて有名な日本料理屋店主の笠原将弘氏が考案した「男が好きな和のおかず」レシピです。見た目はよくある中華料理屋のチャーハンのようですが、青じそを混ぜたり、焦がししょうゆで味付けしたりと、和のテイストがしっかり入っていて、意外とさっぱり食べられる一皿です。また、ここではご飯を焼きつけることで香ばしさが加わり、笠原氏曰く「チャーハンではなく焼きめし」レシピだとか。確かに、普段ガッツリチャーハンに慣れている人にとって、こんな少しひねった焼きめしがさらっと出てきたら、なんでもない日でも幸せを感じてくれそうですね。

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2、お腹をすかせた彼が急に来たときにすぐに作れる「ポテトのベーコンチーズ焼き」(P.69)


 オリーブオイルを熱したフライパンに、電子レンジで加熱し棒状に切ったじゃがいもを入れて、なるべく動かさないように両面焼きつけます。そこにベーコンを入れて香ばしく焼いたら先ほどのじゃがいもとさっと混ぜ合わせ、その上にピザ用チーズを全体に散らしてこちらも両面焼きつけます。これをお皿に盛り、その上に目玉焼きをのせれば完成です。

 2品目は、「青家」「青家のとなり」のオーナーシェフで、国際中医薬剤師の資格も持つ青山有紀氏考案の「お腹をすかせた彼が急に来たとき」にぴったりのレシピです。ホクホクのじゃがいもにカリカリのチーズ、ベーコンが絡んだだけでも香ばしくて美味しいのに、さらにその上にとろとろの目玉焼きをのせることで、濃厚な黄身が全体に絡んで、もう箸が止まりません。かなりボリュームがあるのですが、この黄金のコンビはビールのおつまみにもぴったり。この一皿をおつまみに、仕事で疲れて帰ってきた彼とまったり晩酌なんていかが?

3、彼の友達カップルとワイワイしたいときに「にんじんとくるみのエスニックサラダ」(P.90)


 せん切りにしたにんじんに塩をふり、しんなりしたら水けを絞ります。薄切りにした玉ねぎは水にさらして水けをふきます。これらとトーストしたくるみ、ナンプラー、レモン汁をボウルに入れて混ぜ合わせ、最後にイタリアンパセリ、オリーブオイル、たっぷりのこしょうを加えて混ぜれば完成です。

 3品目は、段取りよく作れてセンスがいいワタナベマキ氏考案の「彼の友達カップルとワイワイしたいとき」にぴったりのレシピです。彼の友達がくるとなると、料理の腕のみせどころと張り切りたくなりますが、たいていお酒を楽しむ会になるのでガッツリした主菜よりも、お酒にぴったりな“おもてなし副菜”の方が喜ばれたりします。そこで紹介したいのがこのレシピ。にんじん、玉ねぎ、さらにはくるみと、それぞれの食感が違う食材を組み合わせ、ここにエスニックな味付けが加わることで、いつものにんじんサラダがぐーんとグレードアップ! また見た目のオシャレさもあって、きっと友達や彼からも一目置かれる存在になるはずです。保存もきき、容器に入れての持ち運びもしやすいので、持ち寄りパーティーの時にも役立つ、使えるサラダですよ。

料理家たちのサポートがあれば、料理にその恋に自信が持てます!
 人気料理家5人のレシピが1冊にまとめられているだけでもすごいのに、さらに動画まで公開されている本書は、まさに「至れり尽くせり」のレシピ本。ここまで手厚くバックアップしてくれれば、きっと料理初心者でも彼を喜ばせる美味しい料理が作れるはずです。昔も今も、やはり意中の男性を摑まえるためには「胃袋を掴む」のが一番の手段。ぜひ美味しい手料理でその恋にも自信をつけて下さい。

文=JUNKO