男は特攻艇の出撃命令を待ち、女はただどこまでも一緒にいたいと願った―。満島ひかり&永山絢斗出演映画「海辺の生と死」予告編に反響続々

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公開日:2017/5/20


 2017年7月29日(土)よりロードショーの映画「海辺の生と死」の予告編が公開された。切なく流れる島唄や静けさをたたえた映像に「一瞬で映像に引き込まれた」「この雰囲気たまらなく美しい…」と反響の声が上がっている。

 原作は小説家・島尾敏雄の妻にして「死の棘」のモデルである島尾ミホが故郷の記憶を綴り、第15回田村俊子賞を受賞した小説『海辺の生と死』、さらに島尾敏雄がミホとの出会いと戦争を書いた短編小説『島の果て』など。奄美大島・加計呂麻島を舞台に、島尾ミホをモデルとしたヒロイン・大平トエと島尾敏雄をモデルとした朔中尉、この二人の出会いと恋の物語を綴る作品だ。

 朔役には永山絢斗が頭を丸めて挑戦。満島ひかりがトエを演じ、島唄にも挑戦している。公開された同作の予告編は「そこは“神の島”―」というテロップが示す通り、舞台となる加計呂麻島の美しい浜辺からスタート。予告内では、トエと朔が島民とともに過ごす風景が静かに展開。「一瞬で映像に引き込まれた…」「島の素朴な風景がすっごくきれい」と丁寧に紡がれるカットに期待の声が上がった。

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 しかし「内地の人と縁結べば娘はきっと涙を落とす」という言葉とともに、互いの気持ちを確かめ合った2人に戦争の影が色濃く落ち始める…。印象的なシーンの数々に「せっかくお互い愛し合ってるのに、戦争が全部引き裂くのほんとにつらい」「映画観たら悲しい気分になるかもしれないけど、それが日常の風景だったんだもんね…」と思いを馳せる声も。

 戦時下に生きながら、互いに激しく惹かれ合った男女を描いた同作は戦争映画としてではなく、予告編でも謳われている通り1本の“恋愛映画”としても注目されている。満島が「一生抱えていかなきゃいけない作品になったと思います」と決意を持って挑んだ作品。公開を心して待とう。

■映画「海辺の生と死」
公開:2017年7月29日(土)
原作:島尾ミホ『海辺の生と死』、島尾敏雄『島の果て』ほかより
出演:満島ひかり永山絢斗 ほか
公式サイト:http://www.umibenoseitoshi.net/