手書きコンプレックスを解消! クセ字でも“字がうまく見える10のコツ”

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公開日:2017/7/1

 字がうまく見えるコツを紹介する『美文字はあきらめなさい~自分らしく上達する10のコツ~』が、2017年6月22日(木)に発売された。

 ペン字の通信講座や美文字練習帳を使って「美文字」になろうとした人の中には、「どうもうまくならないとあきらめてしまった」「時間がなくて練習できなかった」など、中途半端で終わってしまった人も少なくないだろう。本物の達筆になるにはかなりの鍛錬と時間を要してしまうが、同書の著者・清水恵は日常においてそこまで文字を極める必要がないという。

 同書では、自分の字がうまく見えるコツを「文字っく」と称し、10パターンの実践で説明。「文字っく」なら字クセや個性をそのまま生かして上達することができる。ここではその上達のコツを紹介しよう。

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1. 文字の中心を意識する
2. ヨコ画は右上がり10度ぐらいが心地いい
3. 斜めの画は45度を厳守する
4. 間隔の等しさが文字姿を美しくする
5. 懐を広く構えよ
6. トメない、ハネない、ハラワない
7. 基本はトン、スーの2拍子リズムでゆっくりと
8. タスキとニョウの足は3拍子変速でさらにゆっくりと
9. 漢字と仮名の大きさを変える
10. 大きく書くひらがな小さく書くひらがな

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 字は、最初は両親など身近な人から手ほどきを受ける。つまり、手ほどく人の良しあしが大きく影響し、最初に目にするモノの印象やイメージが一生ついて回ってしまう。字がヘタと言われている人は、いったんついた書きグセが抜けていないだけ。同書では、同一人物による小学生時代と成人後の字を比較。書きグセが抜けていないことにきっと驚くはず。

 また「書は人なり」と言われるように、手書き文字には書き手の人柄が現れる。同書では、著者・清水による手書き文字だけでなく、達筆と評判の懸賞達人(ハガキを書いて賞品を当てることが得意な人)から一般の人まで、いろいろな手書き文字を掲載。同書が紹介する「文字っく」を参考にして、自分なりの「美文字」を追求しよう。

清水恵
東京書道会、毎日書道会の審査会員、会員を経て、文字の幅広い可能性を追究しようと、書壇を離れて南青山・キャレモジに所属。インテリア書、筆文字ロゴも数多く手がける。JTたばこ「富士」、小学館・高級雑誌『駱駝』などの作者。著書に『インテリアにしたくなる「書」』『飾りたくなる「書」キャレモジ―Carr’e MOJI concept book』がある。

※掲載内容は変更になる場合があります。