秋旅を計画するならココ！ SNS映え必至の紅葉スポット＆注目のゲストハウス

　いよいよ紅葉のシーズン到来！ 北海道をはじめ標高の高い山などではすでに見頃を迎えています。これからこの季節ならではの絶景を求めて、旅の予定を立てる人も多いはず。落ち着いた温泉旅館もいいけれど、今話題のおしゃれなゲストハウスに泊まってみてはいかがでしょうか？

　近頃の旅のトレンドになりつつある「ゲストハウス」。その波は、都市部をはじめ、山村や離島にも広がり始めています。そこには、非日常的な空間や、地元の人たちとの交流、ノープランで訪れても楽しめる魅力がたくさんあります。

そこで、『全国ゲストハウスガイド』（実業之日本社）で紹介された話題のゲストハウスとともに、この秋に訪れたい紅葉の美しい名所をご紹介します。

　年々増加している「ゲストハウス」をテーマに、予約からチェックアウトまでの一連の流れや、宿泊時のマナーなど、初めてゲストハウスを訪れる人でも安心の、まさに「かゆいところに手が届く本」といえる本書。

　日本各地のゲストハウスをチェックできる宿ガイドページには、各エリアならではのお役立ち情報がコラムとして書かれているので、旅の妄想を膨らませるのに最適。宿泊料の安さも驚愕だけど、アートに囲まれた部屋、まるでおばあちゃんの家に来たかのような古民家系の部屋など、ジャンルの広さにも驚きます。この本を手にしたら、きっと全国ゲストハウスの旅に行きたくなるはず。

■フォトジェニックな景色を求めて！　紅葉の美しい絶景旅に出かけよう

　秋のお出かけといえば、やっぱり紅葉巡り。数ある名所の中でも特にフォトジェニックな紅葉スポットと、その周辺にあるゲストハウスをピックアップしました。今しか見られない絶景を自分だけの旅行プランで満喫しましょう。

Pick up 1　旭日丘湖畔緑地公園（山梨県）

【紅葉の見ごろ　10月中旬～11月中旬】

　秋になると富士山と紅葉の幻想的なコラボレーションを満喫できる山中湖。訪れるなら、鮮やかに色づいた紅葉のトンネルが美しい旭日丘湖畔緑地公園がおすすめです。10月下旬からは、約600mの紅葉回廊がライトアップされる「夕焼けの渚・紅葉まつり」を開催。園内には遊歩道やテーブル付きのベンチが整備されているので、のんびりと散策を楽しめます。

ゲストハウス：ホトリニテ

　山中湖のそばにある保養所だった宿を改装し、完成したゲストハウス。創業時のレトロな雰囲気をそのままに、客室はシンプルな和室が楽しめるので外国人観光客にも人気です。ライブラリーや休憩室など、共用スペースも充実しています。

Pick up 2　神橋（栃木県）

【紅葉の見ごろ　11月上旬～11月中旬】

　日光東照宮を筆頭に多くの名所が点在し、都心からもアクセスしやすいことから人気の観光地「日光」。紅葉の時期になるとさらに人気が増す、日本有数の紅葉スポットでもあります。世界遺産「日光の社寺」の玄関ともいえる神橋（しんきょう）は、日本三大奇橋のひとつに数えられ、日光観光のシンボル的存在です。大谷川に架かる鮮やかな朱塗りの橋は、秋になると紅葉に彩られてより一層美しい姿を見られるでしょう。

ゲストハウス：日光山 BackPackers Inn

　掘りごたつや欄間など、昭和レトロな雰囲気と現代的なテイストが融合した居心地のいい空間が特徴です。ゲスト同士が食卓を囲む機会もあり、外国人観光客との交流を楽しめるかも。格安で地元のお酒を楽しめるバーも併設されています。

Pick up 3　北野天満宮 史跡 御土居のもみじ苑（京都府）

【紅葉の見ごろ　11月中旬～12月上旬】

　天神信仰発祥の地であり、日本中に１万2000社もあるといわれる全国天満宮・天神社の総本社となる「北野天満宮」。その境内にあるのが、国宝御本殿と約350本の紅葉が織りなす絶景が見られる「もみじ苑」です。苑内北側には鶯橋（うぐいすばし）、その下には清流紙屋川が流れているので、川面に映える真っ赤な美景を眺めることができます。茶室の梅交軒に設けた舞台からの眺めも外せません。11月中旬から夜間ライトアップが実施されるので、こちらも要チェックです。

ゲストハウス：ゲストハウス木音

　京町屋らしい趣ある造りが人気のゲストハウス。縁側でお茶をしたり、坪庭で金魚を鑑賞したりとゆっくりと過ごせます。北野天満宮や千本釈迦堂、上七軒へ行くのにも便利。船岡温泉へは徒歩15分程度なので、湯上がり散策におすすめです。

　「ゲストハウス」と一口に言っても、スタイルはさまざま。土地柄を活かしたおもてなしや、気候に合わせた部屋造りなど、そこでしか体験できないモノ・コトがゲストハウスにはあります。自分のやりたいこと、興味のあることにピッタリな宿を見つけて、自分だけの最高の旅を計画してみませんか。もしかしたら、旅の嬉しいハプニングがあなたにも起こるかもしれませんよ！

文=松永春香