「ワニを捕食するアマゾンのカワウソ」「バク転で走るとなぜか通常の2倍のスピードで動けるクモ」…古今東西72種の生き物に学ぶ“本当の強さ”

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公開日:2018/1/4

 これまで、長い歴史を刻んできた地球。その中で、どんな時代も変わらず繰り返されてきた自然界の掟がある。それは「強くなければ、生き残れない」ということ。あらゆる生物が、生き残るための強さ(武器)を磨いてきたことだろう。しかし、そもそも“強くなる”とは何なのだろうか…?

「ケンカに負けない力」「毒などの飛び道具」「圧倒的なスピード」「ずる賢さ」「何があっても動じない心」など、ひと口に“強さ”といってもさまざまな尺度がある。『サバイブ 強くなければ、生き残れない』では、「最強生物」と呼び声が高い古今東西72種の生き物たちを引き合いに、「本当の強さとは何か」を考察していく。

・ティラノサウルスの3倍の力を持っていたメガロドン… を絶滅させたと言われるシャチのスゴさ
・バク転で走るとなぜか通常の2倍のスピードで動けるクモ
・大型のワニを捕食するアマゾンのカワウソ
・標高4,000m越えでも高山病にならないヤクの秘密
・自重の40倍の重量を持ち上げられる美しきチョウの正体
・「X-MEN」ウルヴァリンのモデルとなった小さな暗殺者
・人間を超える脳の質量を持ったネズミ
・なぜか食べられないウミウシの生存戦略
・地球外生命体の可能性を示唆する深海の極限生物

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 パワー、集団戦、知略、愛、タフネス、集中力、逃げ足など… 息もつかせぬ知識の応酬で送る全228ページ。強い生き方とはどんなものなのか、その目で確かめよう。

麻生羽呂(あそう・はろ)
関西大学工学部生物工学科入学。大学5年次に中退、漫画家を志す。2008年『週刊少年サンデー』にて『呪法解禁!! ハイド&クローサー』を連載。2010年、同誌にて『今際の国のアリス』を連載開始し、2016年に全18巻で完結。現在、『月刊サンデーGX』にて『今際の路のアリス』を原作者として連載中。プライベートでは無類の旅好き・酒好き・温泉好きであり、オフの期間は日本中を渡り歩く。その独特な生態から、周囲からは「漫画家らしからぬ漫画家」と呼ばれている。強いと思う生き物は、アムールトラ(ネコ科最大の孤高のハンターであり、見た目のカッコよさも、また強さだと思うから)。

篠原かをり(しのはら・かをり)
横浜雙葉高等学校卒業後、慶應義塾大学環境情報学部に入学。スペースクラフト所属。生き物をこよなく愛し、大学の研究テーマは昆虫タンパク。家庭でも約300匹の昆虫、タランチュラ、イモリ、ウーパールーパー、マウスなどを飼育。生物に関する膨大な知識と偏愛ぶりが話題を呼び、「アウト×デラックス」、「1億人の大質問!? 笑ってコラえて!」などに出演。また、クイズ女王として「Qさま!!」にも出演している。著書に『恋する昆虫図鑑 ~ムシとヒトの恋愛戦略』、共著に、麻生羽呂との『LIFE ~人間が知らない生き方』がある。強いと思う生き物は、チョウチンアンコウのオス(理由は、命のすべてをメスに捧げる、という徹底ぶりに感動したから)。

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