「この世にはおカネを手に入れる方法が6つあります」学校が教えてくれなかったお金のハナシ

暮らし

2018/3/22

 現役経済記者が娘のために書いた小説『おカネの教室 僕らがおかしなクラブで学んだ秘密(しごとのわ)』が、2018年3月16日(金)に発売された。

 アメリカやイギリス、オーストラリアなど先進国の中学校や高校では、経済や金融などお金についての授業がカリキュラムに含まれるのが一般的。しかし、日本人はお金の教育をほとんど受けていない。そこでキャリア20年超の現役経済記者である著者・高井浩章は、自身の娘たちに「面白い物語を読んでいるだけで、お金や経済の仕組みがわかる本」を読ませたいと思い立つ。しかし娘たちに読ませたい本が見つからなかったため、「それならば、自分で書こう!」と7年かけて同書を執筆した。

 同書の元になったのは、個人出版では異例の累計1万ダウンロードを突破したKindle版の電子書籍。電子書籍版を全面的に改稿した上に、イラストを盛り込んで再編集している。

 物語の舞台はとある中学校。中学2年生の平凡な少年である主人公は、突然謎の大男が先生を務める「そろばん勘定クラブ」というおかしなクラブに放り込まれる。そして町一番の大富豪である美少女と2人きりで、先生から授業を受けることに。

 クラブの最初の授業で、先生が「この世には、おカネを手に入れる方法が6つあります」と語りだすところから物語が動き出す。「かせぐ・ぬすむ・もらう・かりる・ふやす…あと1つは何か?」。2人の生徒は投げかけられた難問の答えを探しながら、お金の仕組みを学んでいく。

 経済成長の仕組みや無計画な借金の怖さ、長期投資と「神の見えざる手」の関係をレクチャー。さらに生活保護や貧富の格差、ビットコインなど時事問題まで幅広く扱っている。次々と繰り出される珍問・難問と格闘する生徒2人とともに、お金について学んでいこう。

 また、少女はパチンコ屋・高利貸し・地主を生業としている父親の仕事に違和感を抱き、「働くこと」「稼ぐこと」についても葛藤。終盤では少女の家族を巻き込んだ、予想外の展開が繰り広げられる。

 ストーリーを追ううちに経済のカラクリが学べる同書。「改めて金融や経済の全体像を復習したい」という社会人から、楽しく経済を学びたい学生、「子どもに聞かれたけど、ちゃんと答えられない」という大人にもおススメの内容になっている。第1章はWeb上で無料公開されているので、気になる人はチェックしてみては?
◆「第1章」無料公開:http://impress.tameshiyo.me/9784295003380

高井浩章(たかい・ひろあき)
1972年、愛知県出身。経済記者・デスクとして20年超の経験をもつ。専門分野は、株式、債券などのマーケットや資産運用ビジネス、国際ニュースなど。三姉妹の父親で、初めての単著となる本書は、娘に向けて7年にわたり家庭内で連載していた小説を改稿したもの。趣味はレゴブロックとスリークッション(ビリヤードの一種)。

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