「爆報!THEフライデー」で話題! 大切な人を失って冷静に事務手続きができますか?

暮らし

2018/4/16

『【新版】身近な人が亡くなった後の手続のすべて』(児島明日美・福田真弓・酒井明日子著/自由国民社)

 4月13日(金)に放送された「爆報!THEフライデー」(TBS系列)で扱われたテーマは身近な人の死後手続きだ。このご時世に提示されたテーマとしては非常に考えさせられることが多かったものだろう。大切な人を失った悲しみに浸る暇もなくやってくる手続きの嵐にまごついてしまう人もきっといるはずだ。わたしも身近な人の死を経験し、それに伴うさまざまな手続きの煩雑さには大慌てだったことを覚えている。

 本稿では、この番組内で紹介された『【新版】身近な人が亡くなった後の手続のすべて』(児島明日美・福田真弓・酒井明日子著/自由国民社)についてみていこう。

 本書は、実際に身近な人が亡くなってさまざまな手続きに取りかからなければならない方やこれからそのような場面を迎える可能性がある方に、いちばん身近な参考書となるよう作られている。

 巻頭では、身近な人の死後のことが一目でわかるよう、チェックリストや図解で手続き・届け出書類についての理解を助けている。第1章では、亡くなった直後に行わなければならない手続きについて、第2章では、ある程度落ち着いてからでも間に合う手続きについて事細かに解説がなされている。また、第3章から第6章では、遺族年金、遺産相続、不動産や銀行口座などの名義変更、相続税の計算や申告のためのノウハウが紹介されており、第7章では、将来の相続に備えた生前の準備に必要な情報がまとめられている。

 その時になったらどんな手続きがあるかを大まかに知るにはもちろん、必要となる書類の書き方、作り方、読み解き方なども掲載されているので、実際に手続きを行うときに手元にあればとても助かるだろう。

 相続税法やマイナンバー制度、法定相続情報証明制度についての最新情報も掲載されており、昨今のニーズに合った良書だ。

 いま社会では高齢化と核家族化がすすみ、地域社会のつながりも薄れつつある。そんな中での身近な人の死の経験は、これまでにない不安を伴うだろうし、何をすればいいのかわからなくなってしまうこともあるだろう。そういうときに本書は事務的な面であなたの助けになり、あなたの負担を少しなりとも軽減してくれることになるだろう。

文=ムラカミ ハヤト