「なぜこんなに疲れる?」5人に1人がとても敏感な人。生きづらい世の中で自分らしく生きる6つのヒント

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公開日:2018/6/29

敏感な人や内向的な人がラクに生きるヒント (心理療法士イルセ・サンのセラピー・シリーズ)

著:
翻訳:
出版社:
ディスカヴァー・トゥエンティワン
発売日:

 ありのままの性格でラクに生きるポイントをまとめた、『敏感な人や内向的な人がラクに生きるヒント』が2018年6月14日(木)に発売された。

 今までの社会は、多くの人と積極的に関わる“外向的な人”の方が評価されやすかった。しかしインターネットの普及や社会の変化によって、“敏感な人”や“内向的な人”が持つ高い能力が発揮しやすくなってきている。例えば能力の一例には、「物事を深く多角的に考える力」「相手の気持ちを察して気配りできる力」「想像力豊かでクリエイティブな才能」などが当てはまるだろう。次の項目に共感できる人は、“敏感な人”あるいは“内向的な人”かもしれない。

・外向的な人が何の苦労もなく行っている雑談や世間話が苦痛に感じている
・刺激をたくさん受けたら、一人になって、その刺激を整理する必要がある
・1度に複数の人と関わらなくてはならないときは、緊張してしまう

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 同書では、敏感な人や内向的な人がラクに生きるための方法が紹介されている。敏感な人・内向的な人はもちろん、ストレスやトラウマにより“敏感にならざるをえない人”にも大いに役立つはず。そんな“敏感な人”や“内向的な人”の主な特徴は以下の通り。

1. 狭く深い人間関係を好む
2. 集団行動が苦手
3. 人前で話すのが苦手
4. 内面や本質などの内的世界に関心を持ちやすい
5. “敏感な人”はとくに感受性が高い

 さらに巻頭では、「敏感度診断テスト」と「内向度/外向度診断テスト」が収録されている。

CHECK1 あなたも敏感な人?
□毎日、1人でいる時間が必要
□他の人が気にならない光や香りにも、ひどくいら立たされる
□世間話より、信頼関係に基づく、深くて意義のある会話のほうが好きだ
□争いやケンカをするのが苦手
□静寂のなか自然散策すると気分がよくなる ほか

CHECK2 あなたも内向的な人?
□周りの人たちがせわしなくしている場所にいるより、一人で落ち着いて静かにしているほうが好き
□自分はたいてい静かで落ち着いた調子で話し、声のトーンが上がることは滅多にない
□なにかの答えを探すとき、外に答えを求めるのではなく、自分の気持ちや直感などの心の声に耳を傾ける ほか

 次に「ラクに生きるヒント」の1つである“不快なコミュニケーションを回避する方法”を紹介しよう。敏感な人や内向的な人は、争いの当事者になることを好まない。しかし一方では公正さについて敏感な部分もあるため、「公正であるべき」と考えて激しい反応を示す場合もある。そんな時は、次のように言うのがおススメ。

・私はそうは思わないけど、そのことであなたと争うつもりはない
・約束と違う気がするけど、そのことについて議論するのにエネルギーを使いたくないから、それでいいわ

 時には公正さを求めて闘うことも必要。しかし闘うことをやめて自らの権利を放棄することで、多くのエネルギーを節約できるだろう。「なぜこんなに疲れるんだろう?」と生きづらさを感じる人は、ぜひ手にとってほしい1冊だ。

イルセ・サン(Ilse Sand)
心理療法士。デンマークのオーフス大学で神学を学び、C・G・ユングとキルケゴールに関する修士論文を執筆。また、いくつかの心理療法的アプローチの訓練を受けており、デンマークの心理療法的協会の会員でもある。数年間、デンマーク国教会の教区司祭を務め、現在はスーパーバイザー、トレーナー、講演者、セラピストとして活動している。主な著書は、『鈍感な世界に生きる敏感な人たち』、『心がつながるのが怖い―愛と自己防衛』などがある。

枇谷玲子(ひだに・れいこ)
1980年、富山県生まれ。2003年、デンマーク教育大学児童文学センターに留学(学位未取得)。2005年、大阪外国語大学卒業。北欧の書籍の翻訳紹介に注力している。主な訳書に『キュッパのはくぶつかん』、『鈍感な世界に生きる敏感な人たち』、『心がつながるのが怖い―愛と自己防衛』、『北欧に学ぶ小さなフェミニストの本』などがある。

※掲載内容は変更になる場合があります。

この記事で紹介した書籍ほか

敏感な人や内向的な人がラクに生きるヒント (心理療法士イルセ・サンのセラピー・シリーズ)

著:
翻訳:
出版社:
ディスカヴァー・トゥエンティワン
発売日:
ISBN:
9784799323106