東出昌大が“顔の見えない男”役で小説の世界に! 芥川賞作家・柴崎友香の最新作 『つかのまのこと』8/31発売!

エンタメ

2018/7/27

『つかのまのこと』
柴崎友香東出昌大/KADOKAWA)

 芥川賞作家・柴崎友香氏の最新作『つかのまのこと』が8/31(金)に発売されることが決定した。

 本作は、柴崎氏が俳優・東出昌大氏をイメージに純文学小説を執筆。描かれた<物語>を起点に写真家・市橋織江が世界観を撮り下ろし、本書の随所に写真が散りばめられる。作家、俳優、写真家という各界で第一線を走るクリエイターたちが作り上げた、これまでにない「新しい」純文学作品となっている。

 偶然にも同時期(9月1日)公開となったもう一つの柴崎氏原作×東出氏主演の映画『寝ても覚めても』とも一味違うのが『つかのまのこと』だ。ぜひ読者の自由な想像力で楽しんでほしい。

 東出昌大さんの存在感から浮かんできたイメージをたぐり寄せるよう に想像が膨らんでいきました。いくつかの時間といくつかの心が重なりあう小説になりま したが、市橋織江さんの写真を見たとき、わたし自身もすっとその世界に入っていけるよ うな気持ちになりました。小説も写真も、ページをめくるその人の思い思いの時間で楽し んでもらえるものです。普段見ている風景のその向こう、見落としてしまいそうな時間の 隙間に、誰かの記憶に、思いを馳せてもらえたらうれしいです。柴崎友香

 僕も柴崎さんも生活の中で「余白」を大事にしているので、この本ではその辺りをぜひ感じていただき、文字に、写真にいろいろ想像を膨らまして楽しんでもらえると嬉しいです。皆さん忙しすぎる日々を送っていると思うので、この作品をゆっくり読んで、ぜひほっとしてください。市橋織江さんは、その場の空気を切り取って下さる方なので、むしろ僕がそこにいないと思って見ていただくと、より楽しんでもらえるかと(笑)。柴崎さんの文章と市橋さんの写真が織りなす、やわらかさと一種の淋しさが混ざった世界観、そしてその中に小さな光を探すような感じで、楽しんでいただければと思います。東出昌大

<ストーリー>
「わたしのほうが幽霊である、と気づいたのは、早い時期であったように思う。」かつての住み家であったのであろう、“この家” を彷徨い続ける“わたし”。その理由がわからないままに時は移り変わり、家には次々と新しい住人たちがやってくる。彼らの光景を見守り続ける“わたし”は、ここで、いったい何を、誰を待っているのか――。ラスト、その結末にじんわり胸が熱くなる。あなたは、大切だったあの人の“顔”を、覚えていますか?

柴崎友香東出昌大・刊行記念トークイベント
■日時:2018年9月16日(日)
■場所:三省堂書店神保町本店
■応募方法:三省堂書店公式サイトで応募した方から抽選で60名をご招待!