一度だけと誓ったのに……セックスの深みにはまっていく男女のいきつく先は――『火口のふたり』映画化決定

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公開日:2018/12/23

火口のふたり (河出文庫)

著:
出版社:
河出書房新社
発売日:

 直木賞作家・白石一文による『火口のふたり』が、柄本佑と瀧内公美の出演で映画化されることが決定。「あの小説が映像化されるなんて」「刺激的な作品になりそう」と注目を集めている。

 白石は、2009年発表の『この胸に深々と突き刺さる矢を抜け』で山本周五郎賞、2010年発表の『ほかならぬ人へ』で直木賞を受賞した小説家。『火口のふたり』は2011年の東日本大震災を受けて書き上げられた小説で、禁断の愛に溺れながらも激しく互いを求めあう男女の姿が描かれた。

 主人公の永原賢治は、離婚や退職、再就職先の倒産などを立て続けに経験してすべてを失った男。震災から7年目の夏に、かつて思いを寄せていた女性・佐藤直子の結婚式に招待され故郷の秋田へと舞い戻ることに。久々に再会した直子は、今夜だけあの頃に戻らないかと賢治を誘惑。1度きりと誓ったはずの恋は、次第に出口の見えない関係へと進展していく――。

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 原作は2012年に発表されたもので、読者からは「危なっかしい2人の人生にハラハラしながら読んだ」「官能小説のようだけどそこに留まらない深いテーマがある」「死を前にした人間の本能が生々しくてリアル」と絶賛の声が続出。白石にとっては、同作が初めての映画化作品になる。

 映画の監督と脚本を務めるのは、キネマ旬報脚本賞を5度受賞してきた荒井晴彦。賢治を演じる柄本は、「荒井晴彦脚本作品に出ることは僕の夢でした」と出演の喜びを語った。一方直子を演じる瀧内は、「綺麗に撮っていただきましたので、実物より綺麗な私を見て欲しいです(笑)」と見る人に向けてアピール。そして荒井は「何があろうと“自分の身体の言い分”を聞いてあげようという映画です」とコメントを寄せている。

「荒井監督と柄本佑はかなり気になる」「この2人がどんな濡れ場を演じるのか楽しみ」と期待の声も続出しているが、はたしてどんな作品になるのか続報を心待ちにしていよう。

■映画「火口のふたり」
公開:2019年
原作:白石一文
脚本・監督:荒井晴彦
出演:柄本佑、瀧内公美
公式サイト:http://kakounofutari-movie.jp/

この記事で紹介した書籍ほか

火口のふたり (河出文庫)

著:
出版社:
河出書房新社
発売日:
ISBN:
9784309413754