「旅行に行ったときのワクワクが蘇ってくる」『サンデー』31号、異世界を観光する読み切り漫画『リューリタン』が話題

マンガ

公開日:2019/7/5

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『週刊少年サンデー』31号(小学館)

 2019年7月3日(水)発売の『週刊少年サンデー』31号に、新人漫画家・田埜宗一による読み切り漫画『リューリタン』が登場。異世界を観光するというユニークな設定の物語が、「なんだか旅に出たくなる」「これは連載してほしい」と話題になっている。

 同作の主人公は、日本から異世界に飛ばされてしまった女子高生・アール。アールは元の世界に帰る手掛かりを探すため、「クロ」という名前の不思議な生き物と旅をしていた。しかしアールは旅の目的よりも、立ち寄る街の文化やお祭りに興味津々。街の人々から歴史や伝統を教わり、その土地を満喫していく。

 物語の中でアールが立ち寄るのは、雨が降り続ける町と“一手指す街”“寝相の悪い街”の3カ所。アールが街を観光する姿に、読者からは「旅行に行ったときのワクワクが蘇ってくる」「やっぱりお祭りって聞くとテンション上がるよね!」「アールと一緒に旅してみたい」と共感の声が。「絵がキレイだから街の雰囲気に引き込まれる」「描かれていないことも想像したくなるほど設定が緻密」「街の人たちもみんな優しくて読んでいて楽しい」と絶賛の声が後を絶たない。

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 作者の田埜は、第82回新人コミック大賞・少年部門で入選を果たした作家。同作が『サンデー』デビュー作となり、巻末では「人生で初めて読んだ雑誌は父親が気まぐれで買ってきたサンデーでした。感慨一入です」とコメントしている。

 田埜は自身のツイッターにも『リューリタン』のイラストをアップしており、雑誌発売後に投稿されたツイートにはレンガ塀の上に座るアールのイラストが。アールのそばにクロが描かれ、「ありがとうございます!!」と感謝のメッセージも添えられた。

 「タイトルの意味とかアールの秘密とか、謎が多くて続きが読みたい」「この世界にはほかにどんな街があるのか気になる」と、読者からは連載化を望む声も。田埜が次にどんな作品で『サンデー』に登場するのか、楽しみに待っていよう。