“くみっきー”舟山久美子の結婚のきっかけになった小説『アミ 小さな宇宙人』とは? 挿絵はさくらももこ!

文芸・カルチャー

2019/9/22

『アミ 小さな宇宙人』(著:エンリケ・バリオス、絵:さくらももこ、訳:石原彰二/徳間書店)

 2019年9月17日(火)に放送された「ヒルナンデス!」(日本テレビ系)で、タレントの“くみっきー”こと舟山久美子が一般男性と結婚したことを発表。相手と知り合ったきっかけについて、お互いに『アミ 小さな宇宙人』という小説が好きだったことから意気投合したと語り、大きな話題を呼んでいる。

 『アミ 小さな宇宙人』はエンリケ・バリオスが1986年に発表したチリ発のロングセラー小説。日本では1995年に翻訳書が刊行された後、『ちびまる子ちゃん』の作者・さくらももこが挿絵と表紙を手がけた新装改訂版が登場し、さらに人気を集めることになった。

 作中で描かれているのは、普遍的な“愛”の物語。少年・ペドゥリートはユーモラスでちょっぴりいたずらっ子の宇宙人・アミに連れられて、理想郷のように素晴らしい宇宙への旅に出る。その中でペドゥリートは、地球がまだまだ野蛮で愛の度数が低い惑星であることを学んでいく。

 童話のようなテイストで表現される深遠なメッセージは、読者から「現代の私たちが感じる幸せは本当の幸せじゃないかもしれない、と気付かされる」「純粋な子どもたちに読んでもらって、愛に満ちあふれた世界を作ってほしいと思った」「明日から優しく生きられそうな気がしてくる1冊」と高く評価されているようす。

 女優の杏も2017年2月に放送されたラジオ番組『BOOK BAR』(J-WAVE)で、同書について紹介。「さくらももこさんの『ほにゃ』っとした絵がピッタリ」「良いメッセージが詰まっていました」などと称賛していた。

 また同書には続編が存在し、3冊にわたるシリーズものとなっている。2冊目の『もどってきたアミ―小さな宇宙人』はペドゥリートが異星の少女・ビンカとの運命的な出会いを果たし、愛についての認識を深めていくというストーリー。最終話となる『アミ 3度めの約束―愛はすべてをこえて』では、ビンカと共に地球で暮らすことを願うペドゥリートが様々な困難に立ち向かう。

 さらに外伝として刊行された『アミが来た』は小さな子どもでも分かりやすい絵本となっていて、アミが少女・ペルリータのもとに訪れる新たな物語が展開。ファンブックの『エンリケ・バリオス アミの世界』には作者へのインタビューやさくらももことの往復書簡など、アミシリーズがさらに愛おしくなる内容が詰まっている。

 国境や時代を超えて親しまれてきた愛の物語を、この機会に読んでみてはいかが?