ジョブズやGoogle創業者を育て上げたのはたったひとりの人物だった――シリコンバレー中に成功をもたらした“伝説のリーダー”の教えに反響続出

ビジネス

公開日:2020/1/10

『1兆ドルコーチ シリコンバレーのレジェンド ビル・キャンベルの成功の教え』(エリック・シュミット、ジョナサン・ローゼンバーグ、アラン・イーグル:著、櫻井祐子:訳/ダイヤモンド社)

 スティーブ・ジョブズ(Apple共同創業者)、エリック・シュミット(Google元会長兼CEO)、ラリー・ペイジ(Google共同創業者)…。シリコンバレーの巨人たちの裏には、成功の全てを知り尽くした“共通の師”がいた――。伝説のリーダーとして知られるビル・キャンベルの教えをまとめた『1兆ドルコーチ シリコンバレーのレジェンド ビル・キャンベルの成功の教え』(エリック・シュミット、ジョナサン・ローゼンバーグ、アラン・イーグル:著、櫻井祐子:訳/ダイヤモンド社)が、2019年11月14日に発売。ネット上で「『本人に生きているうちに話を聞きたかった!』と思わせる1冊」「部下を持つ立場の人には必須の本だと思います」と大きな話題を呼んでいる。

 ビル・キャンベルは元々アメフトのコーチ出身でありながら、優秀なプロ経営者として名を馳せた人物。スティーブ・ジョブズの師であると同時にGoogle創業者たちをゼロから育て上げ、Amazonの苦境を救うなどさまざまな功績を残し、たったひとりでシリコンバレー中の企業に空前の成功をもたらした。

 同書は実際にビル・キャンベルに師事していた著者が、自らの体験と膨大な取材によって彼の教えをまとめた貴重な1冊。これまで謎に包まれてきた驚くべき“成功の教え”が、徹底的に描き出されている。

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 多くの才能を成長させてきた“コーチング”の手法は、経営者や管理職に限らず多様な分野で働く人に対して示唆を与えてくれるはず。書籍の内容に啓発された読者からは「『チーム・ファースト』『ピープル・ファースト』の考え方とそれに基づく行動原則は、ビジネスやチームスポーツなど私たちの日常をより良い方向に導くヒントになる」「再読してメモを取り、自分の財産にしていこうと思います」といった感想が上がっていた。

 またビル・キャンベルが行ってきた具体的なアプローチが記されているのも大きな魅力。「会社の中で実際にやってみようと思うアドバイスがたくさんあった」「後半でコーチングの事例がたっぷり紹介されているのが嬉しい。ビル・キャンベルの一部だけでも自分にインストールしたいので、ちょっとずつ繰り返し真似ていきます」「“旅の報告からミーティングをはじめる”とか、書いてあることをそのまま行うだけでもかなり役に立ちそう」など、実用性を評価する声も多く上がっている。

 ちなみに『1兆ドルコーチ』というタイトルは、ビル・キャンベルがシリコンバレーで生み出した価値に敬意を表して命名されたもの。訳者あとがきによると、著者のひとりであるエリック・シュミットは彼がコーチした企業の株主価値が2兆ドルに及ぶことを称賛し、「こんなことは歴史上、誰もしたことがない」と語っているという。

 同書は世界21カ国で続々刊行が始まっており、ニューヨークタイムズなどさまざまなメディアでベストセラーとして紹介されている様子。世界に衝撃を与えた“成功の方程式”を、ぜひ自分の目で確かめてみてはいかがだろう。