「最高の兄弟喧嘩をありがとう」『ジャンプ』9号『ハイキュー!!』、双子の兄弟・宮侑&治のエピソードに歓喜の声続出

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更新日:2020/1/29

『週刊少年ジャンプ』9号(集英社)

 2020年1月27日(月)に、『週刊少年ジャンプ』9号が発売。『ハイキュー!!』第381話では双子の宮侑と治のエピソードが登場し、「最高の兄弟喧嘩をありがとう」「やっぱり双子は最強だなぁ!」と話題になっている。

 現在本編で描かれているのは、日向翔陽が所属する「MSBYブラックジャッカル」と影山飛雄が所属する「シュヴァイデン アドラーズ」の試合。翔陽にとってはデビュー戦であり、影山と対戦する初めての公式試合だ。

 試合開始後真っ先に得点を稼いだのは、驚きの跳躍力を見せた翔陽。観客が彼の実力に歓声を上げている頃、客席では宇内天満が赤葦京治と合流する。赤葦が試合そっちのけで買ったのは、治の店「おにぎり宮」のおにぎり。赤葦と治が他愛無い会話をしていると、コートの中では侑がサーブを任されていた。

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 ボールを手にして集中した侑は、観客の声援をハンドサインで収めてから勢いよくサーブ。しかしボールはギリギリのところでコートを外れてしまう。審判がアウトを示す旗を上げた途端、治は「ダサッ」「はしゃぎすぎやねん」と厳しい発言。聞こえていないはずの侑が険しい表情で治を睨みつけるのを見て、赤葦は「聞こえた? いやそんなワケあるか 双子恐っ」と心の中でドン引きした。

 侑と治は2人とも稲荷崎高校バレー部出身だが、高校2年の時に卒業後の進路について双子の間で揉めていた時期が。「“飯”に関わる仕事」に就くと決めていた治は、不満気な侑に「何でバレー続けてる方が“成功者”みたいな認識なん?」と啖呵を切ったことがある。侑の襟元に掴みかかりながら、「80歳なった時俺より幸せやって自信もって言えたんなら そん時もっかい俺をバカにせえや」と強く言い放つ治と、バレーで“一番楽しく遊んだんねん”という決意のもと啖呵を切り返した侑。その後2人は道を分かち、侑はバレー選手、治はおにぎり屋になった。

 今ではすっかり仲直りしており、治は試合を心から楽しんでいる様子。双子の物語に読者からは、「2人の絆が伝わってくる」「治には治の人生があるんだよね」「どっちの人生も応援するしかないな!」と好評の声が上がっている。

 試合はまだ始まったばかりだが、果たしてこの先どんな展開を見せるのだろうか。

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『ハイキュー!!』41巻(古舘春一/集英社)