「安室さんに認めてもらえてよかったね」 サンデー21号『名探偵コナン』、風見裕也の推理力に大反響!

マンガ

公開日:2020/4/26

『週刊少年サンデー』21号(小学館)

 2020年4月22日(水)に発売された『週刊少年サンデー』21号。『名探偵コナン』では安室透の部下・風見裕也の推理力が冴えわたり、「やればできるじゃん!」「安室さんに認めてもらえてよかったね」と読者から感動の声が巻き起こった。

 鳩山牧場の地下室で、安室や風見たちと監禁されているコナン。彼は養鶏場の壁に空いた穴などの状況から「隕石」が落下したと考え、バスで乗り合わせた3人の男は隕石を探しにきていたと推測する。隕石は種類や大きさによって、数千万から億の値がつくほどの“お宝”。安室も3人の男はそれぞれメテオハンター・宇宙関係の雑誌ライター・隕石研究の科学者と目星をつけたものの、隕石と監禁を結びつける理由は見当たらない。

 一方鉄の扉を隔てた上階では、コナンと連絡を取りながら灰原や若狭先生たちが室内の捜索を開始。床には隕石関係の資料が散らばっており、叩きつけられて2つに割れた石も見つかった。石はピタリと重なり合うものの、磁石への反応がないことから隕石の可能性は低い。さらに所々色がハゲていることから、灰原は本物の「パラサイト隕石」に似せて着色されたものだと疑った。

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 そこで風見が導き出した推理は、本物の隕石とすり替えられた可能性。自殺した牧場主は養鶏場で見つけた隕石の価値を調べてもらうため、隕石に詳しい人物に鑑定を依頼するも「ただの石だった」と返却される。しかし着色の痕跡から詐欺にあったと理解し、牧場主は失意の末に自殺したという筋書きだ。風見は「的外れですよね? すみません…」と慌てるが、安室は「正解だと思うぞ!」と納得。さらにコナンも同意し、犯人の目的は牧場主を自殺に追いやった詐欺師への復讐だと推測する──。

 様々な状況から推理を組み立てた風見に、読者から称賛の声が続出。「風見さんの活躍場面を見れてうれしい!」「安室さんに隠れがちだけど風見さんも頭いいんだよね」「ちゃんと的を得てるんだから、もっと自信を持って!」といった反応が相次いでいた。

 監禁された理由は“復讐の邪魔をされたくないから”と考えたコナン。犯人の凶行を止められるのだろうか?

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『名探偵コナン』98巻(青山剛昌/小学館)