「怖いけどやっぱりカッコいい」“完全復活”間近の尾形百之助が狙うのは?/ヤングジャンプ28号『ゴールデンカムイ』

マンガ

公開日:2020/6/17

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『週刊ヤングジャンプ』28号(集英社)

 2020年6月11日(木)に発売された『週刊ヤングジャンプ』28号。『ゴールデンカムイ』第243話では“完全復活”間近の尾形百之助が登場し、「セリフは怖いけどやっぱりカッコいいな」と読者を興奮させたようだ。

 菊田特務曹長とともに、札幌の連続殺人事件を調べていた宇佐美。相変わらず自慰行為に熱心だが、菊田が尾形の話を持ち出すと機嫌を損ねてしまう。「あんなの鉄砲だけでしょ」と言い放った宇佐美は、尾形が杉元佐一に冷たい川へ落とされ入院した時のことを語り始める。

 尾形の病室で宇佐美が彼の枕元に立っていた際、彼の口からうわ言で漏れ出たのは弟・勇作の名前。尾形は父親である花沢の愛情を欲して勇作を射殺し、のちに鶴見中尉と共謀してその花沢ですらも手にかけた過去を持つ。宇佐美は覚醒した尾形と揉み合った末、逃げられてしまうが、尾形なら今回の連続殺人事件を嗅ぎつけて札幌にやって来るはずだという。

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 一方とあるホテルの一室には、土方歳三たちの姿が。そこに怪我した右目を包帯で覆った尾形が戻り、仕留めたカモを手に「やっと左撃ちに慣れてきた」と漏らす。土方に「では狙撃兵は完全復活したわけか」と尋ねられた尾形は、「いいや… 狙撃兵は『人間を撃ってこそ』だ」と静かに答えるのだった──。

 左撃ちに転向してなお腕の立つ尾形に、ネット上では「さすが凄腕のスナイパー…」「狙撃に飢えてる感じがゾクっとする」「尾形にだけは絶対狙われたくない」といった反応が続出。彼が“完全復活”を遂げる時、ターゲットに選ばれるのはいったい誰なのだろうか。

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『ゴールデンカムイ』21巻(野田サトル/集英社)