宿儺「誇れ オマエは強い」漏瑚が報われた最期に読者、思わず涙…?/ジャンプ35号『呪術廻戦』

マンガ

公開日:2020/8/4

週刊少年ジャンプ
『週刊少年ジャンプ』35号(集英社)

 2020年8月3日(月)に発売された『週刊少年ジャンプ』35号。『呪術廻戦』第116話では漏瑚の最期が描かれ、「想像以上に悲しくて困惑してる…」「お前ここで退場しちまうのかよ」と彼の死を惜しむ声が広がっている。

 漏瑚といえば、頭が火山のような形をした“特級呪霊”。読者の間では“呪術廻戦のマスコット枠”として愛されてきたが、前話では宿儺と激戦を繰り広げる展開に。

 そんな2人の対峙シーンからスタートする第116話。今まさに互いの手から攻撃が放たれようとした瞬間、ここで突如場面が切り替わる。漏瑚の前から宿儺が消え、代わりにすでに死んだはずの花御と陀艮が現れたのだ。

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 2人を前にするなり、開口一番に謝る漏瑚。続けて「再び生まれ落ちる時 我々はもう我々ではない」「それでもまた遭える日を心待ちにしているぞ」「我々こそ 真の人間だ」と語ると、背後から「なんだオマエ 人間に成りたかったのか」と宿儺がやってくる。

 はじめこそ漏瑚の願望を“くだらない”と否定するものの、「だがまぁ 多少は楽しめたぞ」「千年前戦った中ではマシな方だった」と彼を評価し始める宿儺。最後に「誇れ オマエは強い」と強さを認められた漏瑚は、大きな瞳から涙をこぼすのだった。そして描写は現実に戻り、宿儺の前には業火に焼かれる漏瑚の姿が――。

 最期は人間のように涙を流し、読者から「悲しいけど見事な死に様だった」「よく頑張ったよ、お疲れ様…」といった賞賛を浴びた漏瑚。彼の思いは、最後の最後でようやく報われたのかもしれない。

呪術廻戦
『呪術廻戦』12巻(芥見下々/集英社)