おれはスマホを超越するッ!『JOJOスマホ』L-06 JOJO登場

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更新日:2012/7/9

「L-06D JOJO」開発担当者対談
すべてはッおのれのオタクを認めた時に始まる!

JOJOスマホを開発したのは根っからのジョジョオタだった!?この徹底したこだわりの機種が作られた経緯から裏話までを特別対談でお届け!

  • 左:株式会社NTTドコモ クレジット事業部
    DCMX技術担当

    鹿島 大悟さん

    JOJOオタぶりが認められて部署の枠を超えてJOJOスマホプロジェクトに参加。
    「好きなシーンもキャラも多くありすぎて選べません。常に連載中の作品が最高です!」
  • 右:株式会社NTTドコモ プロモーション部
    プロモーション戦略 第2プロモーション企画担当

    岡野 令さん

    コラボモデルのプロデュースを担当。「ジョジョ」で好きなキャラはプッチ神父。
    「一般的には悪かもしれないですが、彼には彼なりの突き詰めた倫理がある。そこに強く共感!」

CROSSTALK

──JOJOスマホがどのようなきっかけで開発されることになったのか、経緯を教えてください。

岡野 スマホになってデザインに占める「画面」の割合が増え、カリスマ的コンテンツとのコラボが必要と考えました。というのは会社的な理由で、一番単純な理由としては僕が「ジョジョの奇妙な冒険」を〈ディ・モールト〉好きだから(笑)。僕はドコモのコラボケータイの企画を7年ぐらいやってきたんですが、その間ずっと「ジョジョ」とのコラボを考えていて、タイミングを計っていたんです。そして、スマートフォンの時代になり電子書籍が徐々に定着し始めてきて、ついに〈時は動き出す!〉というタイミングが来たなと。

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鹿島 僕はその企画の話を聞いて、ぜひ参加させてほしいと立候補したんです。

岡野 商品企画と関係ない部署なのに(笑)。「すごい『ジョジョ』オタクだから」と聞いていて、どんなもんだろうと思っていたんですが、ある日会社近くの店で「ジョジョ」のフィギュアが当たるキャンペーン商品を数万円分も大人買いしている奴がいて、それが鹿島だった(笑)。それでこりゃ本物だということで参加してもらうことにしました。

鹿島 参加できることになったときの気分は〈もう最高に「ハイ!」ってやつ〉でした(笑)。この仕事をするためにうちの会社に入社したぐらいの気持ちですから。

岡野 このプロジェクトに関わっている人間は全員が大の「ジョジョ」好き。それぞれ好きなキャラや思い入れのあるシーンも違うので、どんなキャラのコンテンツを入れるか、予測変換辞書にどんな単語を登録するのかなんていうのもみんな自分の主張の押し合いですよ。

鹿島 「そんなきつい言葉は入れられません」と言われても〈だが断る!〉なんて返したりして(笑)。そういう応酬の中でなんとか登録単語をまとめたんですが、これは本当に大変でした。

岡野 みんなが好きなセリフを言い合って入れているからいわゆる名言集に入っていないようなものもいっぱい入っていて何に使うかよくわからないものもある。〈圧迫祭り〉とか(笑)。

──開発の現場でも普通にJOJO語が飛び交っているんですか?

岡野 社内会議の招集をするスケジューラのコメントとか全部JOJO語になってましたね。

鹿島 会議出席のコメント欄に〈オレも行くッ! 行くんだよォーッ!!〉なんてナランチャのセリフが書いてあったり。業務連絡のメールでもブラックモアのセリフの〈スイませェん……〉とか無駄に「ィ」を入れて〈了解ィィィ!〉とか多用してました(笑)。ちょっと異常なテンションになってましたよね。

──本機には随所にそんな「ジョジョ」好きならではのこだわりが感じられますね。

鹿島 ファンの要求の高さはわかっていますから、やはり〈覚悟〉が必要だということです。僕自身、ハンパなものは嫌でしたから。

岡野 だから妥協は一切していないよね。JOJO語で言うなら〈「納得」は全てに優先するぜッ!!〉と。

鹿島 もう座右の銘ですね。原作の世界観を可能な限り忠実に再現するということがポリシーで、アイコンやアプリ、ウィジェットにそれぞれの機能に見合ったスタンドやキャラを組み合わせるのはもちろん「え、こんなところにも!?」と思われるような細かいところにもいろいろ仕掛けを考えています。例えば外装の額縁は「ジョジョ」のモチーフを使ったモノグラムデザインになっているんですが、右上の部分にひとつだけ★が入っているんですよ。これはジョースター家の星形のアザをイメージしました。

岡野 それと詳しいことはお教えできませんが〝裏コマンド〟もあるんです。

鹿島 見つけるのは相当難しいと思いますが、ぜひ気合で探してもらいたいですね。

──そんなこだわりの機種が限定1万5000台というのは少ないようにも思うのですが。

岡野 やはり本物のファンだけが持っているというプレミア感が欲しかったので、正直ちょっと少なめの設定台数になっています。おかげで僕ら自身が買えるかどうかもちょっと微妙なんですけど。

──開発担当者なのに実機の支給はないんですか?

岡野 うちの会社、そういう役得が全然ないんですよ。だからもう発売日は会社休んで朝から並ぶ構えで。

鹿島 これだけはどんな手を尽くしてでも手に入れなきゃいけないですからね。仕事なんてしている場合じゃないです(笑)。

──では、最後にお二人と同じように発売を心待ちにしているファンに一言お願いします。

鹿島 メールはもちろん、TwitterやFacebookへの投稿などにもこの端末ならではの「ジョジョ」の世界観を活用して楽しんでもらえると嬉しいです。その一方でカスタマイズの幅が非常に広いので、ユーザーの皆さんがそれぞれ自分だけの「ジョジョ」の世界を作り込んで遊べるようにもなっています。外側に向けたコミュニケーションと内側の作り込みという二面性があって長く使える端末だと思うので期待していてください。

岡野 「L-06D JOJO」は荒木先生とファン、ファンとファンとのコミュニケーションツールの存在になりたかった。背面のイラストがなぜ徐倫なのか? 実は僕らも知らないんです。でも荒木先生が決められたから「納得」できる。想像して考えることが荒木先生とコミュニケーションすることになるのだと思います。僕たち、発表後にネットで皆さんが話題にしているのもしっかり見てますよ! そこでいただいたアイデアや批判も常に参考にさせていただき発売までに間に合うものがあれば反映させることができるかもしれません。だから、皆さんにはこれからもどんどん盛り上げていってもらいたいですね。

『L-06D JOJO』

サイズ:約H140×W90×D9.4mm 質量:約176g
カメラ有効画素数:約800万画素 ディスプレイサイズ:約5.0インチ
OS:Android™4.0 CPU:1.5GHz(Dual Core)

お問い合わせ:NTTドコモ オフィシャルウェブサイト
http://www.nttdocomo.co.jp/product/next/l06djojo/special.html

※1 本商品は限定数のため、売り切れる場合があります。※iモードには対応しておりません。※バッテリーの取り外しはできません(バッテリーの交換は有料となります)。
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※画面はイメージです。デザインやコンテンツは開発中のものであり、変更の可能性があります。※掲載の内容は2012年6月22日現在の情報です