「女装男子」に萌える男たち

文芸・カルチャー

更新日:2017/11/26

 似合う似合わないは関係なく、女の子と見紛うかわいらしさも必要ない。男の子が好き、女の子になりたいというわけではないけれど、女装が好き。そんな女装男子が増えているようだ。

一度くらい本気で女装してみたいと思ったことがある男の人は、少なくないのではないか。単なる好奇心。自分が化粧でどこまで変わるのか試してみたい。男としての自分から解放されたい。そんな変身願望が女装男子へと向かわせるのだろう。芸能人でも小栗旬杉浦太陽、芸人やジャニーズまでもが女装した姿を披露している。

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そして、女装男子に萌える男たちは宝塚にハマる女子と同じような感覚なのかもしれない。女の子が思い描く理想のかっこいい男の子を演じるのが宝塚だ。だからこそ、ある意味本物の男の子よりも男っぽく女子に人気がある。女装男子もこの逆バージョンで、男子が萌えるしぐさやスカートを着て恥ずかしがっている姿にグっとくるのだろう。

そんな女装男子、女装男子好き必見の雑誌『わぁい!』(一迅社)をご存知だろうか?
「男の娘」をテーマにマンガやイラスト、コラムなどを交えた総合雑誌で、女装したい男子のためのハウツー本の役割も果たしているのだ。成人指定ではないので、誰でも読むことができる。同じく一迅社から発売されている『女装少年アンソロジー』シリーズも大人気だ。

さらに『スクールガール・コンプレックス』(イースト・プレス)が大ヒットの写真家・青山裕企の新作『女装少年』(一迅社)も7月24日に発売される。
2次元だけでなく3次元でも女装男子に萌えてみては?