有名サイトの「中の人」から学ぶ、ネットで成功するための秘訣

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2012/7/23

 ネットで成功するための秘訣など、あるのだろうか。
さまざまなサービスを提供する無数のサイトが埋もれてはひっそりと消えてしまうインターネットの世界。そんな秘訣があるなら、みんなとっくに実践して成功しているはずだろう。しかし、中には確実に多くの人の心をとらえて離さないサイトが存在する。そんなサイトを立ち上げている人たちは一体どのようにして多くの人達を集めているのだろうか。

 そこで今回は、「twitter読書会」を主宰している文学少女ゆりいか(@yuriikaramo)に、人気コンテンツを運営する“中の人”たちへインタビューした新刊『中の人 ネット界のトップスター 26人の素顔』(古田雄介/アスキー・メディアワークス)を参考にしながら、「3つの成功の秘訣」を推察してもらった。
  
①サイト独自の「色」を出す
 ニュースサイトやブログであっても、雑多に情報が集まっているだけでは意味がない。そのサイトでしか得られない情報や、そのサイトだからこそ光っている情報があれば、人は集まってくるはず。例えば、そのサイトの内容が書籍化もされた『虚構新聞社』は、「1回書いてみて、自分がおもしろいと感じるか」を基準に、時事を意識しながら、風刺的に嘘ニュースを書いて「おちょくる」ようにしているという。そうしたスタンスが徹底しているからこそ、『虚構新聞社』というひとつの「色」が生み出せているのだろう。また、自己啓発セミナーや新興宗教を取り扱う『やや日刊カルト新聞』や、事件や事故の起こったいわくつきの不動産情報を公開する『大島てる』などのように、表舞台には登場しにくい情報に目をつけることで、独自の「色」を出すこともできるかもしれない。

②伝えるための文章をみがく
 せっかく発信したい情報やコンテンツをもっていたとしても、それを相手に正しく伝えるような文章作成技術がなければ、誰にも伝わらないまま埋もれてしまう可能性がある。サイトの色を踏まえつつ、相手に届くような文章にするにはどうすればいいのか。西洋占星術の占いサイトでありながら、きらびやかな演出や派手な文章を使わないことで人気を博している『筋トレ』の管理人の石井ゆかりさんの場合、良い文章、理想の文章とは「ムダが一切なくて、それでいて自然と書き手の個性が感じられるような文章」であるという。そうしたムダのなさ自体が個性になり、占いというコンテンツに上手く組み合わさったことを考えると、サイトの個性と書き手の個性との距離を図りながら、相手に届くような文章を書くという意識が必要とされるということだろう。

③継続する
 オタクコンテンツや最新の秋葉原事情をお届けする『アキバBlog』の管理人であるgeek氏は「365日中360日くらいは秋葉原を巡回しています」と公言しており、1日で秋葉原の店舗を「最低でも20店、多いときで30~40店」ほど巡回している。さすがにサボりたくならないかという質問に対しても、サボりたいと思ったことすら無いという。また、過激な内容で知られているサイト『ザイーガ』の管理人のパルモ氏も、「1日2時間ほどの作業で、10件アップ」しているという驚きの更新率。やはり、多くの人達に届くようなネットのメディアをつくるためには、絶え間なく新しい情報が更新されていることが条件なのだろうか。

 ⇒ゆりいかによる『中の人 ネット界のトップスター 26人の素顔』詳しいレビューはこちら