何が目的…? 100円以下の利益でフリマアプリに出品する人の心理

暮らし

公開日:2021/6/16

何が目的…? 100円以下の利益でフリマアプリに出品する人の心理

100円以下の利益で出品するのはなぜ?

 株式会社メルカリが運営する「メルカリ総合研究所」は「100円以下の利益でフリマアプリに出品する利用者」の意識・実態調査を実施。全国のフリマアプリ利用者1,030人を対象としたアンケートの結果を、2019年12月5日に発表しました。

 まず「100円以下の利益でフリマアプリに出品する頻度」を尋ねたところ、22%の人が3回に1回以上の頻度で「100円以下の利益」での出品を行っていることが判明。逆に「100円以下の利益で出品したことはない」と答えた人の割合は56.4%で、ほぼ半数の人が少額取引を行った経験があるようです。

「フリマアプリを利用する目的」について質問すると、少額取引を利用している人の場合には「不要品を処分するため」という目的が73.6%で1位に。続いて2位が「捨てることがもったいないため」(62.3%)、3位が「お金を得るため」(59.2%)という結果になっていました。

advertisement

 また同アンケートでは、「自身の承認欲求が満たされる」状況についても調査を実施しています。この質問では、70.3%の人が「フリマアプリで出品した商品が売れること」に対して承認欲求が満たされると回答。「誕生日を祝ってもらうこと」の60.3%、「SNS投稿にコメントが入ること」の55.7%を上回るという驚きの結果になっています。

 フリマアプリ利用者の実態に対して、ネット上では「めっちゃ面白い結果。SNSのいいね!の代替がモノを売ることなんだね」「誕生日祝いよりフリマアプリの方が承認欲求が満たされるっていうのは衝撃的」といった反響が上がっていました。

フリマアプリを上手に利用する方法って?

 フリマアプリの使い方を一歩間違えると、思わぬトラブルに発展してしまう可能性も。実際にSNSなどでは「取引後にいちゃもんをつけられてお詫びの商品を買わされた。本当に腹立たしい…」「商品を発送したあとに質問されて、『それならキャンセルしたい』と言われて本当に困った」など、様々な“いざこざ”を報告する声がよく上がっています。

 ではトラブルなく取引を行うには、どうすればいいのでしょうか? まず出品者が押さえておきたいのは、プロフィールの欄に“取引の注意点”について記載すること。値下げの交渉に応じられるかどうか、購入前にコメント欄でやり取りするべきかなどを記しておけば、購入者との間ですれ違いが生じにくくなるはず。

 また商品にコメントしてもらった際には、その人が他の取引でどんな風に評価されているのか確認しておくのも有効です。あまりに悪評が目立つようなら、ブロック機能を活用するのも一つの手かもしれません。

 もちろん出品する側としても他人に迷惑をかけないように気をつけるのは当たり前。フリマアプリのノウハウを身につけて、気持ちのいい取引を行っていきましょう。

おすすめの動画はこちら

あわせて読みたい