サザエさんが泥棒を自首させる! 驚くべき「おもてなし」に「アンジャッシュみたいな展開」の声

アニメ

公開日:2021/6/27

サザエさん
『サザエさん』14巻(長谷川町子/朝日新聞出版)

 6月20日に放送された『サザエさん』では、泥棒を改心させた磯野家の「おもてなし」が話題に。

 そのエピソードは、作品No.8268「早とちりにご用心」。ノリスケの会社に伊佐坂から電話があり「原稿が出来た」と早とちりしたノリスケは、喜んで伊佐坂家に向かうが、ただの締め切り確認の電話だった。ガッカリしたノリスケが磯野家でその話をすると「早とちりね」とサザエは笑う。その夜、早とちりの話題になると、フネは「サザエも早とちりが多いから気をつけないと」とたしなめる。

 そんなある日、みんなで払ってしまった磯野家の前に、怪しい男性が右往左往している。実はこの男性の正体は泥棒。そこにちょうど帰宅したサザエが用を尋ねると、波平の客人だと言って騙す。サザエは疑う余地なくすぐに家にあげ、お茶と自家製の豆大福を出して、おもてなし。タラちゃんからかくれんぼに誘われた泥棒は、「しめしめ、これで仕事がしやすくなるぞ」とかくれんぼに乗じて盗みを働こうと画策。しかし、金品のモノを目当てに開けたクローゼットには、偶然タラちゃんが隠れており作戦は失敗に。

advertisement

 学校から帰宅したカツオとワカメが、床屋にでかけたという波平を探しに行くが、どうもいつも言っている床屋はお休み。波平のいる隣街の床屋まで行き、声をかけて戻ってくると、泥棒は「2人ともありがとう。この暑いなか、私のために遠くまで行ってくれたんだね」とまさかの感動。「だって大事なお客様だもの!」と屈託のない表情で言われた上、サザエから豆大福をお土産に持たせてもらった泥棒は、「とんだ早とちり一家だよ」と苦笑いを浮かべつつ、その足で近くの交番に出頭するのだった。

 サザエたちの早とちりが功を奏した展開に、視聴者からは「泥棒をもてなして自首させるサザエさん一家すげぇなw 」「泥棒をお客さんと勘違いしてもてなした挙句、豆大福お土産に渡しちゃってるじゃん… サザエさん好き…」「人は真心に弱く浪花節って話は古今東西あるよね」「何だこのアンジャッシュみたいな展開」「サザエさんのおかげで泥棒が自主したよ しかも指名手配犯だったのか! いい話なんだかどうなんだか笑」などと反響があがっている。

 なお、サザエたちは彼の正体が泥棒ということは知ることなく、幕切れとなった。

あわせて読みたい