「この縁はきっと宝物になる――」心が癒されると話題の『月曜日の抹茶カフェ』の魅力にマンガで迫る

文芸・カルチャー

更新日:2021/9/21

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月曜日の抹茶カフェ
『月曜日の抹茶カフェ』(青山美智子/宝島社)

 『木曜日にはココアを』の続編として描かれた『月曜日の抹茶カフェ』が、SNSで注目を集めている。『お探し物は図書室まで』で「2021年本屋大賞」第二位を受賞した青山美智子の最新作は、いったいどのような物語なのだろうか?

 川沿いの桜並木のそばに佇む喫茶店「マーブル・カフェ」。『木曜日にはココアを』にも登場したそのカフェは、定休日の月曜日に1度だけ「抹茶カフェ」を開くことにする。

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 ツイていない携帯ショップ店員と、愛想のない茶屋問屋の若旦那、妻を怒らせてしまった夫と、ランジェリーショップのデザイナー兼店主、恋人に別れを告げたばかりのシンガーと、実家の祖母と折り合いが悪い紙芝居師、京都老舗和菓子屋の元女将と、自分の名字と同じ名前の京菓子を買いに来たサラリーマン…。

 『月曜日の抹茶カフェ』には、一杯の抹茶から始まる、東京と京都をつなぐ12カ月の心癒されるストーリーが詰まっている。読めばきっと、人は知らず知らずのうちに、誰かの背中を押していることに気づけるだろう。『木曜日にはココアを』のお馴染みメンバーも出てくるので、前作を読んだ人は思わずニヤリとできるかも。

 紡がれた言葉たちに心を揺さぶられた人も多く、SNSには「つながるってすごいね。微かな一言で誰かを励ませたり、出会いで自分が大きく変われたり。つながりを大事にしたいな。良い本との出会いにも感謝」「本の中にステキな言葉がいっぱい出てくる。前作の登場人物のその後を知ることができるのもうれしい」「優しさがいっぱい詰まったリレーストーリー。どれも好きだけど、特に神無月のマスターの言葉に涙でした」「読みながら気持ちが解れていくようで、とても癒やされた」といった感想が上がっている。

 さらに、表紙のオシャレさも注目したいポイント。著者の青山さんも、自身のTwitterにて「素敵な装画は田中達也さん! あまりにも素晴らしくて悲鳴を上げました」と投稿している。

 また、2021年9月10日(金)には、漫画家・夏ノ瀬いの(@stylish_gorilla)が、「いつもの日常が、何かの縁に思えてくる――そんな本に出会いました」というコメントとともに、TwitterにPRマンガを投稿した。4ページのマンガには、夏ノ瀬が感じた『月曜日の抹茶カフェ』の魅力がギュッと凝縮されているので、ぜひチェックしてみよう。

月曜日の抹茶カフェ

月曜日の抹茶カフェ

月曜日の抹茶カフェ

月曜日の抹茶カフェ

 自粛や感染への不安などで、神経がチクチクトゲトゲしてしまいがちなコロナ禍の中、心に栄養を与えてあげることはとても大切なこと。読んでいるうちにほっこりとあたたかな気持ちになれる同書に触れて、エネルギーを補充してみてはいかがだろうか。

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