若返りバトル勃発! 高須が南雲に宣戦布告

健康・美容

更新日:2012/10/9

 今年1月に発売され、たちまちベストセラーとなった『「空腹」が人を健康にする』(サンマーク出版)。空腹になることで、若返り遺伝子と呼ばれる「サーチュイン遺伝子」が活性化するそうで、本書では一日一食を提唱。南雲の到底50代後半には見えない容姿の説得力もあり、巷には実践者が溢れている。……が! この『「空腹」が人を健康にする』を真っ向から批判する本が発売され、“若返りバトル”が勃発。その相手は、なんと「YES!高須クリニック!」でおなじみの高須克弥なのだ。

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 高須の書名は、ズバリ『その健康法では「早死に」する! これが高須式[若返る]食べ方・生き方』(扶桑社)。タイトルから早くもケンカを売っているような印象だが、中身はもっとすごい。「一日一食しか食べないで腹ペコにしておくと、若返って長生きできるとかいう、おかしな健康法が流行しているそうです。医師として申し上げます。そんなことは、ありえません」と、1行目から明らかに南雲本ブームを指して全否定! サーチュイン遺伝子についても、「データの取り方に致命的な誤りがあったと指摘され、現在では発見者もそのことを認めています」とツッコミを入れ、さらに「空腹では長生きにならない」理由を挙げた後に、逆に「小太り」が一番長命と断言しているのだ。

 さらに、『中央公論』(中央公論社)10月号ではふたりの対談が実現! すわ、生バトル勃発か!? と思いきや、終始紳士なムードで終了……。しかし、高須は対談収録後に「南雲先生は昔から知ってるけど バストの手術が売り物だったような気がするけど違ったかな? 昔より栄養不足で元気ないみたいだけど ┐(‘~`;)┌大丈夫だよね」と、抜かりなくブログで追撃する始末。

 「え? 高須って美容整形のお医者さんでは?」とツッコんだ人も多いはず。じつは高須センセイはもともと臨床医だったそうで、本業は地域密着型の医療を行う「医療法人社団福祉会高須病院」の理事長なのだとか。30年前にも、当時の健康法ブームの“被害者”を見かねて啓蒙本を出版したこともあるそうで、ちまたの健康法は黙って見ていられない性質らしい。そんな高須センセイの「若返り法」はというと、「美味しいものを食べ、楽しく暮らすことです。食べたいものを好きなだけ食べている私を見てください」とのこと。でも高須センセイって、整形手術で若返ったんじゃなかったっけ……? 

 果たしてどちらの「若返り法」が効果があるのか。素人には判断しかねるが、このバトルがどんな結末を迎えるのかは、今後も見守っていきたい。