『サザエさん』磯野家流“巣ごもりday”に反響「サザエ世界でもステイホームか」

アニメ

公開日:2022/1/30

サザエさん
『サザエさん』14巻(長谷川町子/朝日新聞出版)

 2022年1月23日に放送された『サザエさん』では、磯野家の“巣ごもりday”の様子が描かれ、現実とのリンクを指摘する声が多くあがっている。

 話題になったエピソードは作品No.8353「冬の巣ごもり」。1年のなかで最も寒い時期である大寒波。ある日、天気予報で「明日はこの冬一番の寒波が襲来するでしょう」と言っていたことから、カツオは「冬の間だけ、熊になって冬眠したい」と嘆く。それを聞いたサザエは「カツオの気持ちもわかるわ」と共感し、「(明日は)みんなで巣ごもりしない?」と、外に一歩も出ない日にしようと提案。これに賛成した一家は、それぞれ買い物などを今日中に済ませておくなど、明日の準備を始めた。

 翌日、朝になっても布団から出ず、漫画本を読みふけるカツオとワカメ。また、波平とマスオは昼間からお酒を飲めると期待していたが、サザエからストップがかかり、甘酒でお預けをくらう。

advertisement

 その後、雪で遊ぶ子どもたちを見ながら、お手製足湯でまったりし、一家でトランプゲーム「ババ抜き」で遊び大盛り上がりするなど大盛り上がり。夕飯には鍋を囲み、「冬には冬にしなかい楽しみがたくさんある」と巣ごもりを積極的に楽しんでいるようだった。

 現実では新型コロナウイルスで、作中では大寒波で、なかなか外出する機会も減っている今日この頃…。視聴者からは、磯野家らしい充実した「おうち時間」に対し「オミクロン蔓延の時期に巣ごもり云々を題材にするサザエさんって流石だなぁと思う」「サザエさんでこのタイミングで巣ごもりを放送するとかプロパガンダかな」「背景は違うが巣ごもりというのは現実世界とリンクしてるねw」「巣ごもりだなんてサザエ世界でもステイホームか」などと反響があがっている。

 果たして、どこまでが製作者たちの意図なのだろうか。

あわせて読みたい