【最新号レポ】『ゴールデンカムイ』「こじらせ具合が想像以上」尾形百之助が暗躍する理由に反響続々/ヤングジャンプ9特大号

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更新日:2022/2/9

週刊ヤングジャンプ
『週刊ヤングジャンプ』9特大号(集英社)

※この記事は最新号の内容を含みます。ご了承の上お読みください。

 2022年1月27日(木)に発売された『週刊ヤングジャンプ』9特大号では、『ゴールデンカムイ』第304話を掲載。ついに尾形百之助の暗躍理由が明らかになり、「拗らせっぷりがハンパない」「尾形、愛に飢えすぎだろ…」などとSNS上がざわついている。


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 そもそも「尾形百之助」とは、元第七師団長・花沢幸次郎と愛人の間に生まれた凄腕スナイパー。対して尾形の異母弟・花沢勇作は本妻との子どもであり、彼が生まれたことで花沢中将は尾形の母親のところへ寄りつかなくなるようになっていた。そのせいで彼女は精神的におかしくなり、やがて尾形は母親と花沢中将、そして自分を慕ってくれた勇作までもその手にかけてしまったという過去があった。

 そんな尾形がなぜ周りから恨みを買いながら暗躍しているのか。今の今まで謎のままだったのだが、今回のエピソードでついに彼の狙い=“第七師団長”の肩書きであることが明らかになった。

 もし尾形が反乱分子を全滅させ、アシリパ(リは小文字)が待つ土地の権利書を手に入れれば、大手柄の見返りとして彼の前に出世コースの道がひらく。たとえ空っぽな権威だったとしても、母親が愛した男と同じ椅子に座れれば本望だと考えていた。――つまり尾形は、“第七師団長なんぞ偽物でも成り上がれる”“母親を捨てた男も、選ばれたその息子もたいして立派ではなかった”ということを証明したかったのだ。

 そんな尾形の歪んだ目的に対し、読者からは「尾形の拗らせ具合が想像以上」「結局生い立ちへのコンプレックスが原因だったのか…」といった反響が続出。果たして尾形の野望は、実現するのだろうか。

ゴールデンカムイ
『ゴールデンカムイ』28巻(野田サトル/集英社)