天野ひろゆきらが決定! あだち充作品、最強のベストナイン

マンガ・アニメ

2012/11/16

 今春、『タッチ』の26年後の世界を舞台にした新作『MIX』の連載を開始した、永遠の少年マンガ家・あだち充。待望の第1巻が10月に発売され、『ダ・ヴィンチ』12月号ではあだち充を巻頭大特集。あだち充のロングインタビューのほか、古田敦也との対談、全作品解説や“あだちスタイル”分析など、ライトなものからディープに世界観を探るものまでコンテンツは盛りだくさんだ。

 あだち充といえば『タッチ』『H2』をはじめとする野球を題材とした青春マンガの多さで知られる。特集では、野球マニアを自認する5人――天野ひろゆき(キャイ~ン)、杉浦双亮&山内崇(360°モンキーズ)、荒井健司(「高校野球ドットコム」運営)、菊池高弘(野球雑誌『野球太郎』編集者)が居酒屋対談を開催。あだち作品の名シーンや憧れ、そして全作品から選出したベストナインは誰か!? を語り合った。

天野: あだち作品ベストナインとなると、誰になるんだろう? 俺は『タッチ』の勢南高の西村(勇)が印象に残ってる。変化球投手が好きなんだよね。でも、それではマンガの主人公にはなれない。

山内: 盛り上がりに欠けちゃいますもんね。ピッチャーは国見比呂(『H2』)でしょうね。150キロの速球に高速スライダーもある。キャッチャーは国見の女房役、野田敦かなあ。肩は強いし、リードも冴える。

天野: 林家こぶ平さん(=現・林家正蔵がアニメで声優をした松平孝太郎/『タッチ』)の上をいくのか……。ファーストは『クロスゲーム』の東(雄平)で決まりでしょ。圧倒的打力。

山内: DHで須見工の大熊(『タッチ』)は? 達也から2本ホームラン打ったインパクトがすごい。『ラフ』の緒方(剛)なんかもいいけど、大熊はまだ2年生だからね。

菊地: 確かに。外野手は『ナイン』の新見克也が中心でしょうね。外野手で唯一の主人公ですから。すると同じセンターの木根(竜太郎/『H2』)をレフトに回します?

荒井: 外野陣の選手層が少し薄いような……。でも上杉達也は最初ライトでしたね。これで決まり。内野陣は、新田(明男/『タッチ』)が入るんじゃないですか? あ、でもサードには橘(英雄/『H2』)がいるか!

山内: 橘の方が守備も上手い。二遊間は柳(守道/『H2』)、佐川(周二/『H2』)のコンビで決まりでしょう。ほとんど『H2』になっちゃう!

天野: 自分をかっこいいと勘ちがいしてる、超ポジティブな千田(圭一郎/『クロスゲーム』)を入れたいけど、ショートなんだよね。

杉浦: そういう奴は帝京(注:杉浦は帝京野球部出身)の場合、大抵コーチャーになりますよ。

天野: それいいね(笑)! 監督は?

山内: 柏葉英二郎(『タッチ』)の野球を見る目は確かですよね。ただ、名将ってイメージではないか。主人公がいるチーム以外から探したほうがいいかも。基本寄せ集めチームだから(笑)

菊地: 実績でいえば、城山(義明/『H2』)監督になりますね。

天野: ぶっ飛んだあだちナインと我が強い城山がどうやり合うのかは見てみたい(笑)。マネージャーは南ちゃんでいいですよね!

山内: 新田の妹(新田由加/『タッチ』)もツンデレなところがたまらないんですが……まぁ南ちゃんでしょう。

取材・文=伊藤亮
ダ・ヴィンチ12月号「あだち充特集」より)