深く読むとはどういうことか、5人の作家の業績を鋭く追う

小説・エッセイ

2012/12/3

『悲劇の解読』というよりも「悲劇のお買得」といったほうがふさわしい本である。 吉本隆明の本は、そのほとんどが示唆に富み、スリリングで、鋭角的なため、「目から鱗が落ちる」どころか「脳から愚かが落ち」て足の踏み場がなくなるていなのである。 本書は、20年も生きていればそのうちのどれかとはお馴染みになる5人の作家、太宰治、... 続きを読む