たやすく相手を判断し、傷つけ傷つけられる私たちの処方箋。レッテルに苦しむ人たちを描く『流れる星をつかまえに』

レビュー

〈「物語」というものは他者の人生を垣間見ることで想像力の幅を広げ、すぐ近くの隣人を慮るための訓練のようだと思う。〉というのは、『流れる星をつかまえに』(ポプラ社)刊行にあたって著者の吉川トリコさんが…

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