今日は2月22日「猫の日」! 楽しくて心温まる日常、そして別れ…読めばさらに愛情が深まる猫コミックエッセイ3選

マンガ

公開日:2023/2/22

 今年もやってきた、2月22日(にゃんにゃんにゃん)の「猫の日」。猫好きにとって大切なこの日、愛猫に感謝を伝えたり、保護猫カフェの推し猫スタッフや天国にいるあの子に思いを馳せたりする方は多いはず。そんな特別な日には、心がほっこりする猫コミックエッセイで猫愛をチャージするのもおすすめだ。クスっと笑える作品、目頭が熱くなる作品と、珠玉の猫コミックエッセイ3作をご紹介する。

大吉じいちゃんとタマのスローライフに癒される

ねことじいちゃん
ねことじいちゃん(9)』(ねこまき(ミューズワーク)/KADOKAWA)

 2019年に実写映画化された『ねことじいちゃん』シリーズ(ねこまき(ミューズワーク)/KADOKAWA)は、小さな子どもから80代の大人まで幅広い層に大人気のコミックエッセイ。おばあさんに先立たれた大吉じいさんが愛猫のタマに振り回されながら、穏やかな日々を送るというハートフルな物語だ。

 最新作の9巻でも随所に、猫飼いあるあるなネタが盛り込まれており、タマに翻弄させられる大吉じいさんの姿が微笑ましい。

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 ある日、大吉じいさんはタマに足を噛まれないために、新しいおもちゃをプレゼント。

ねことじいちゃん

ねことじいちゃん

 しかし、タマはどのおもちゃにも興味を示さず。結局、大吉じいさんは相変わらず、足を噛まれる日々を送ることになってしまう。

 また、おやつの隠し場所をタマが理解してしまった時のエピソードも愉快だ。大吉じいさんはこっそりと、隠し場所を変更するも、タマはその姿をこっそりチェック。

ねことじいちゃん

ねことじいちゃん

 翌日、新しい隠し場所からおやつを強奪され、大吉じいさんは白旗をあげることとなった。

 そんな自由奔放なタマだが、時には大吉じいさんを救うこともある。例えば、お餅が喉に詰まってしまった日、慌てる大吉じいさんをよそにタマは虫との格闘に夢中。大吉じいさんの背中を踏み台にして虫を捕まえようと勢いよくジャンプをした。

 すると、この偶然により、大吉じいさんは危機を脱することに成功。一応、悪いことをしたという自覚はあるのか、「怒った?」と目で尋ねるタマ。それに対し、「今日のところは許す」と返答するこのシーンからは良き友であり、家族でもあるふたりの尊い関係が伝わってきて、心があったかくなった。

ねことじいちゃん

ねことじいちゃん

 なにげない日々を大切にしながら、老いを楽しむふたり。自分もこんな風に、愛猫と老いていきたいと思わされてならない。

 ささやかな幸せを噛みしめつつ、日々を過ごすひとりと1匹の人生(ニャン生)という旅を、これからも微笑ましく見守っていきたい。

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