男装美少女と女性恐怖症チキン男子のドタバタ執事ライフ！

男装の麗しき美少女。それは宝塚しかり、リボンの騎士しかり、乙女の憧れの的。
さらに「執事」というポイントがつけば、それはどれだけ乙女の心をかき鳴らすか－－
宝塚の麗人を間近で見たい！ と切望するルナルーチェの男装萌え組、葉菜とチリでお送りいたします。

【葉菜】男装の麗人と言えばベルばら！ な葉菜です、皆さんこんにちはー！

【チリ】かなり耽美なところを挙げたわね、葉菜ちゃん…！ でもこれはそういううるわしの世界とちょっと違って、もっと賑やかで明るい世界なのよね。

【葉菜】うむ、そうなんですよね。ではこの作品のあらすじ。坂町近次郎ことジローは、学校で有名な存在である近衛スバルという執事と、ある日男子トイレでばったりと鉢合わせする。そこで知った、スバルが女の子だという驚愕の事実！ そして、スバルが仕えるお嬢様である奏に、ジローは弱点を見破られ、共犯関係を結ぶことに――

【チリ】カワイイ女の子いっぱいだから、典型的なハーレムものなのかな？

【葉菜】ところがどっこいですよ！ 坂町近次郎ことジローは、なんと「女性恐怖症」！！ 女の子に触られるだけで鼻血を出してしまうという、超チキン君なのです。そこが可愛くて私は超萌えますが。

【チリ】なるほど。女子たちの憧れの的である近衛スバル、男子たちのアイドルである凉月奏、妹の紅羽などにもみくちゃにされるのも、彼にとっては天国どころか地獄なのね。そりゃハーレムだと言いがたいかも。

【葉菜】女の子はいっぱいですが、実際ジローと何かありそうなのは限られてますからね。やっぱり気になるところはスバルとの関係でしょう。2人はお互いに親友として親しくなっていくのですが…。

【チリ】…うふふ、最初はイヤなヤツという衝突から始まって、友達、親友に。その内それだけじゃやだ、ってなってもっと進んだ関係に…！ スバルが女の子でも充分おいしいけど、男の子でもアリだったかも！！

【葉菜】ち、チリさん、妄想はおさえて！ スバルが男の子だったら、違うジャンルになりますからー！ …ま、まあ、スバルとジローの関係は見ていて微笑ましいので、これからも追っていきたいところですね。あと、個人的にダークホースな奏お嬢様にも頑張ってほしいところ…。

【チリ】相変わらずちょっとマイナーどころ気にするね、葉菜ちゃん…。

近衛スバルとは

「なんで女物のパンツなんか穿いてるんだ？」

近次郎に迫る声…

噴き出す鼻血

肩によりかかる、あどけない寝顔