SNSで稼げるアカウントは「初期設計」が9割！インスタを仕事にするための6ステップとは？

　SNSのビジネス利用が当たり前になった昨今、企業だけでなく個人でも「SNS＝仕事」と捉えて能動的に取り組む人が増えています。中には、副業としてSNSを始めて本業を超える副収入を得ている会社員や、家事・育児の合間にコツコツ運用して月に数十万円を稼いでいる主婦も。初期費用や在庫のリスクなく、スマホさえあれば0円でスタートできるSNSは、今最も注目されている「稼ぐツール」だと言えるでしょう。

　今回ご紹介する『3ヶ月で1万フォロワー・月10万円を叶える 革命的に稼げるインスタ運用法（カイシャイン/KADOKAWA）』は、Instagramで稼ぐためのメソッドが記された再現性の高いノウハウ本です。著者であるカイシャインさんは、SNS運用会社の取締役として100社以上のアカウントの運用やコンサルティングを行ってきたSNSのプロフェッショナル。また、登録者数10万人超のYouTubeチャンネル「カイシャインのSNS高校」を運営するインフルエンサーでもあります。本書はそんな著者自身の経験から導き出された、戦略的なInstagramの運用法を学べる一冊です。

何をどう売るか？を逆算したアカウント作り

　著者曰く、Instagramの成功を左右する要因は「9割が初期設計にある」とのこと。初期設計が不十分だとなかなかフォロワーが増えなかったり、増えたとしても稼げないアカウントになってしまうため、「何となく」で運用を始めるのは危険なのだそうです。

　具体的な初期設計を行い、初期設計に基づいた運用を行うことで、フォロワーが少ない段階でもマネタイズ（収益化）できる可能性が高まります。

　また、初期設計の段階でマネタイズの手法と売り物を決めておく必要があるのだとか。たしかに、現実の世界で売る商品・サービスが決まっていない状態でビジネスをスタートする人はいませんよね。
　Instagramにおいては、主に6つのマネタイズ方法があります。

　例えば「アフィリエイト」を選択した場合、続いて売り物を決めていきますが、ここでも自分が好きな商品や興味のあるサービスだからと直感だけで選ぶのはNG。成果報酬の金額や成果条件（報酬が発生する条件）の難易度なども加味して選ぶ必要があります。

　本書では、売り物選びを含む初期設計の具体的な方法やプロフィールの組み立て方、フィード・リール・ストーリーズなど各投稿の作り方、商品・サービスの販売手順まで、全6つのステップが詳細に解説されています。

　写真撮影や動画編集、画像デザインのポイント、実際のアカウント事例なども記されており、読みながら手を動かせる実践的な一冊です。

　各章末に用意されているチェックリストを埋めていけば、読み終わる頃には、巻末特典で紹介されている「SNSで稼ぐ成功者たち」の仲間入りを果たせるかもしれません。

文＝榎谷ゆきの