島本理生『2020年の恋人たち』が加藤シゲアキの解説付きで文庫化! 「母の反対側へ進もうとすればするほど、離れられなくなる」

レビュー

人と繋がり続けるために、語る人と黙る人がいる。小説『2020年の恋人たち』(島本理生/中央公論新社)の主人公・前原葵は後者だ。彼女は他人に期待しない。幼い頃から自立することを強いられる環境で育ってきた彼女…

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