小さい子どもが夢中になる仕掛けがいっぱい! 子どもがのめり込む、バランスボールトイ「ロディ」の参加型絵本

文芸・カルチャー

公開日:2024/5/29

おたんじょうびケーキ
おたんじょうびケーキ ぱちぱちふー こうまのロディとあそぶえほん』(JAMMY,Inc./KADOKAWA )

 読み聞かせは、親子のかけがえのない時間。「本を好きになってほしい」と、毎日、読み聞かせに励んでいるというお父さん・お母さんは少なくないでしょう。でも、子どもはいつでも集中して聞いてくれるとは限りません。最初はちゃんと聞いていたとしても、すぐに歩き回ったり、違うおもちゃで遊び始めたり。「どうしたら絵本を楽しんでくれるかな」「もっと集中してくれるといいのだけれど……」と悩んではいませんか。

 そんなお父さん・お母さんに試してほしいのが、参加型の絵本。子どもにストーリーに参加してもらう形式の絵本です。オススメは、『おたんじょうびケーキ ぱちぱちふー こうまのロディとあそぶえほん』(JAMMY,Inc./KADOKAWA )。子どもに大人気のキュートなこうま型のバランスボール「ロディ」が主役のこの絵本では、子どもも登場人物のひとり。「ぱちぱちして」「ふ~っとして」など、さまざまな呼びかけに合わせて、親子でロディに働きかけることで、ストーリーが進んでいきます。ただお話を聞くだけではなく、ストーリーに参加できるから、夢中になれる。自由気ままな子どもたちも、この絵本なら、楽しんでくれるかもしれません。

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 実際に、私も、我が子に読み聞かせてみました。私の子どもは現在1歳9カ月。毎日読み聞かせにチャレンジしていますが、いつもすぐに飽きて、家の中を走り回ってしまいます。ですが、ジッとしているのが苦手な我が子でも、この絵本には最後まで釘付け。最初に絵本を見せた時の反応から違いました。色鮮やかな赤の背景に黄色のロディが描かれた絵本の表紙を見せると、「(あ、ロディだ)」とでもいうように、指差し。いつも遊んでいるロディが主役だからでしょうか。やはり、普段から馴染みがあるおもちゃが出てくると、子どもの反応は違うようです。

 この絵本では、ロディのお誕生日に向けて、みんなで一緒にケーキを作って、お祝いをします。

「ピンポーン おともだちがきたみたい あかいドアノブをおしてみて」

 早速、最初のページを読み聞かせてみると、我が子は、ドアノブを、人差し指で一生懸命プッシュ! 「にんじんをトントンたたいてみよう」というと、にんじんのイラストを手のひらでトントン叩いてくれるし、ケーキの生地を作るために「ほんを ぐるぐるまわしてみて」というと、本を両手に持って、まるでハンドルを回すように、左右にゆすってくれました。特に、ロディのお顔をふきふきしてあげる仕草には、親はメロメロ。それも我が子はニコニコ笑顔でとても楽しそうだから、見ているこちらまで笑顔になってしまいます。「ウチの子って、こんなこともできるの?」と驚かされることも多く、思わず、「すごいね!」と褒めると、子どもは得意顔。ろうそくの火を「ふ~っ!」と吹き消し、あたりがまっくらになったシーンに「あれれ?」と声を出してビックリしていたことにも笑ってしまいました。ちゃんとお話を聞いてくれるのがよく分かります。ページごとに、しっかり反応をかえしてくれるから、親としては嬉しくてたまりません。

こうまのロディとあそぶえほん

こうまのロディとあそぶえほん

こうまのロディとあそぶえほん

こうまのロディとあそぶえほん

 子どもがロディのために頑張る姿はなんて可愛らしいことでしょう。もしかしたら、今まで絵本に興味を持ってくれなかったのは、一方的に読み聞かせるだけだったせいなのかも。絵本で大切なのは、親子の対話。この絵本ならば、自然と子どもに語りかけることができるし、一緒にストーリーに参加しながら読み進められるので、子どもは絵本の世界にどんどんのめり込んでいきます。手や指先を使うから、脳の発育にも良さそう。1歳から読めて長く楽しめるこの絵本は、子どもと読書を楽しみたい全ての人にオススメしたい1冊です。

文=アサトーミナミ

◆書誌情報
『おたんじょうびケーキ ぱちぱちふー こうまのロディとあそぶえほん』(KADOKAWA)
https://yomeruba.com/product/pic-book/ehon/322312000830.html

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