自分の人生を成功させるためには、まず他人の人生を成功させること!?

小説・エッセイ

2013/7/3

「手紙屋」

ハード : Windows/Mac/iPhone/iPad/Android 発売元 : ディスカバー・トゥエンティワン
ジャンル:小説・エッセイ 購入元:紀伊國屋書店Kinoppy
著者名:喜多川泰 価格:1,296円

※最新の価格はストアでご確認ください。

「真緒ちゃんは周囲に気配り出来きる優しい子」「才気溢れる天才型の真緒ちゃん」
中学生のときの先生から貰った手紙には、こんなことが書いてあります。私が本当に周囲に気配り出来る優しい子だとか、才気溢れているのかとか、そういうことはさて置き、笑

この本を読み終えて、先生は私に、そういう称号を与えてくれていたんだなぁと感謝の気持ちでいっぱいになりました。振り返ると私は、先生にそのような称号を貰う度に、先生の前では優しい自分でいたいと思っていたし、先生が好きでいてくれる自分でいるように努めていました。

手紙屋さんによれば、私が本当に周囲に気配り出来る優しい子なのか…というのはそんな重要なことではありません。笑
ここで伝えたいのは、人は称号通りになっていくものだということ…更にいえば、称号を貰う側よりも与える側にキーがあるということなのです。そういうことを繰り返して《人が生きる=人生》だと、この本から教わりました。

※もちろんダメダメな称号を与えたら、その人はあなたの前ではずっとダメダメなままです。※

これらはひとつの例ですが、他にも生きていく上で大切なことがこの本には沢山綴られていて、私自身大きく価値観が変わりました。私は、これからも先生に与えられた称号を掲げながら生きていくことを心掛けます。そんな風に思わせてくれる素敵な本でした。

前述のように、就職活動に励む就活生の主人公に宛てた手紙に沿って物語は進みますが、手紙屋さんと主人公の文通を通して描かれる私たちが生きやすくなるような魔法の言葉と教えの数々に、多くの人が出会ってくれることを祈っています。

下記はみなさんにぜひオススメしたい箇所をスクリーンショットして紹介していますが、実はこの作品はどの箇所を取っても物語のポイントとなるため、どこをピックアップすればこの作品の良さが最大限に伝わるのか、とても悩みました。それでも、3箇所私なりに時間を掛けて選んだので、選んだ理由を含め注目してみてください!


ひとりで働くことはできないこの世の中で人と関わることは絶対的であるのに、どこか勘違いをしながら育成を務める人が殆どであると、この本を読んで思い知らされました。働く=人と関わり人を育てるということの本来の意味を知るのに、相応しい1冊です。全てを読み終えたいま、表紙にある【働くに携わる人すべてに読んで欲しい一冊】という言葉に心から共感しているひとりです!!!

この玉座との出会いがキッカケで、主人公(私たち含む)の価値観や物事の捉え方が、大きく良いものへと変わっていきます! どんな変化にも【キッカケ】はあって、訪れた時は分からなくとも後に気づく事のできる時はやってきます。私はこの本がキッカケで、中学時代の先生が私にとても素晴らしい称号を与えてくれていて、いつまでもそのような人間で欲しいという願いも込められていたのだと、5年の時を経てようやく気づく事ができました

手紙屋さんからの言葉が、こんな風に登場してくれるのも、心により一層響く理由のひとつです。私はいつでもこのページが見られるように、お守りのように携帯のフォルダに保存しました