大小の宝石が散りばめられた短編集。美しい日本語に触れたいときに!

小説・エッセイ

2011/4/22

初めて読んだ井伏鱒二は中学生のときの「山椒魚」。 以来、熱烈に何度も読み返している作家ですが、この「仕事部屋」は初耳でした。最も長い展開の表題を含め全14編の短編集。もう、最初の1ページ目から圧巻です。 その語り口。軽やかなのに品の高い筆致。作品全体にあふれ出る「おかしみ」と言葉の厚み。作家自身の身の回りのことを簡単... 続きを読む