あなたの作品は、120年後の私たちの心を動かしています

昨年、2010年はフィンセント・ファン・ゴッホ（1853-1890）が没して120年目。

それを記念して、「ゴッホ展」が昨年10月より東京、福岡、名古屋で約6ヵ月間開催されていました（4月10日終了）。東京では約60万人もの来場者があったそうで、日本でのゴッホ人気の高さが伺えますね。

が、しかし！ あろうことか、日々の生業に忙殺されていた私は、すっかりこの「ゴッホ展」に行きそびれてしまいました…。 そんなわけで、せめて「ゴッホ展」の雰囲気でも味わえればと、この「世界美術館　＃2ゴッホ」をダウンロードしてみました。

この「世界美術館」シリーズは「ダ・ヴィンチ電子書籍アワード」のノミネート作品にも選ばれているのですが、その中でもこの＃2は、ゴッホのバイオグラフィーや作品解説が、テキストや画像だけでなく、動画によってもなされているというもの。有名なひまわりやアルルの女、自画像をはじめ、71点の作品が時代ごとに区分けされ、1作品ごとに詳しい解説が動画でも紹介されています。また、画像が高画質なので、作品の細部も拡大して見ることが可能。ゴッホの筆づかい、息づかいを間近に感じることができます。

この「世界美術館」は、「＃1ルーヴル美術館」「＃4ウフィツィ美術館」「＃5プラド美術館」といった美術館シリーズも発売されています。これまで、美術館ではオーディオガイドを使わず、壁に描かれた解説やガイドブックをひたすら読みながら鑑賞していたので、海外はもちろん、日本の美術館でも理解不十分気味だったのですが、こういったアプリがガイドブックの代わりとしてあれば、事前に予習できてとっても便利ですよね。

4つの時代はそれぞれ、イントロダクション、作品解説（代表作、その他の作品）、テーマ特集で構成されている

代表作にはシエナ大学のウッツァーニ教授による動画解説がついている