キャリアアップのために断る力をつけるメリットとそのノウハウとは?

2011/6/13

断る力

ハード : PC/iPhone/iPad/WindowsPhone/Android 発売元 : 文藝春秋
ジャンル:趣味・実用・カルチャー 購入元:eBookJapan
著者名:勝間和代 価格:683円

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日本人は頼まれるとなかなか断れない。無理して引き受けようとする人は多い。人間関係を損なうことを恐れてしまうからだろう。上手に断れる人を見ると、心の底から感心してしまう。
  
が、そんな私もアメリカで生活するようになって、断ることが多少は上手になった。アメリカ人は断り方がうまいので、いろんな人からいろんな状況で“断られる”ことを経験しているうちに、コツがわかってきたのだ。

それは、誠意をもつこと、なぜ断らなければならないか説明すること、可能であれば代案を提案することの3つ。
  
いつもパーティーに招待してくれる友達から、週末出かけるので3日間、1日3回の猫の餌やりを頼まれたことがあった。私はペットを飼ったことがないし、友達のアパートまでは片道50分もかかるので、どうして私に? と思ったが、頼める人がほかにいないのだろうと思って引き受けたら、2週間後、また頼まれた。大変なので、今度は断ることにした。近所に住んでいるわけではないので1日3回は大変だということを正直に話し、でも1日は協力するので、他の日は別の人に頼んでほしいと。それで円満に解決した。
  
さて、この本では、自分のキャリアを積むにあたり、断る力を持つことがどれだけ大切かについて語られている。断ることで得られるメリットを理解し、断る力をつけようという内容。また、断るための心の持ちようや、断ることで嫌われたときの割り切り方などについても述べられている。職場や取引先など、上下関係のある場面で断るのは、むずかしいし勇気がいることなので、こうした本は実用的だと思う。
  
ただ、こうも思う。断ることのメリットや断るノウハウ以前に、断るべきだと思いつつ断れない人は、自分に対しても相手に対しても誠意が足りない。私も断るべきだと思いつつできなかったことは多々あったが、そんなときはいつも、そう思った。自分と相手に対する誠意と勇気がある人は断れるものだと思う。

「断る力」がない人は自己主張ができない人たち。「断る力」がないと「2ちゃんねる」で不満をぶちまけてしまう…心当たりがある人も多いのでは?

対等な人間関係は基本。「断る力」を身につけるためにも必要だ

断ることをプラスに変えるために (C)勝間和代/文藝春秋