「日本一距離が短い路線バス」はあの大学に行くバス!? ついつい言いたくなるバストリビア

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2017/6/8

『思わず人に話したくなる「迷・珍雑学」大全 路線バスの謎』(風来堂:編/イースト・プレス)

 JR山手線目白駅に到着。駅前のバス停が始発となる路線バス「学05」系統に乗り込むと、気持ち良い振動、心潤すバスの旅が……始まらなかった。出発と同時に「大変お待たせいたしました。次は終点『日本女子大前』です」というアナウンスが。全然待っていません!と言う間もなく、150秒ほどでバスは日本女子大内のバス停に。もちろん車内は女性100%(私と運転手を除き)。門の前に立っていた守衛さんが、キョロキョロ辺りを見渡す私を不思議そうに見ていたのだった…。

 せっかくなので、「日本女子大前」から目白駅まで歩いて戻ってみることに。距離は1.3km、17分ほど歩いて再び目白駅にたどり着いた。道中には大学に向かって歩く女子大生と思しき方々がちらほら。バスよりも徒歩通学をしている人が多いのかな? という印象だ。散歩にはちょうどいい気温だったからかもしれないが、雨の日や夏の暑い日には助かりそうだ。

 ちなみに今回乗車した「学05」系統という路線バスは、『思わず人に話したくなる「迷・珍雑学」大全 路線バスの謎』(風来堂:編/イースト・プレス)によると“日本一短い距離の路線バス”。そんな様々なバストリビアを紹介してくれる一冊となっている。 冒頭の“日本一短い路線バス”の他にも、日本一長い距離を走る路線バスや日本一名前が長いバス停、年に1度しか走らない路線バスなど、明日飲み会でちょっと披露したくなるような知識がたっぷり。それでは、本書を読んで気になったものをいくつか紹介してみよう。

■日本一長い名前のバス停は?

 まずは、長い名前のバス停から。電車に比べるとバス停の数は多く、その分多種多様な名前があるそう。私も一度「○○家前」という個人名がバス停になっているのを見たことがあり衝撃を受けたことがある。

 そして長い名前のバス停であるが、こちらは2016年茨城県行方市に誕生した「レイクエコー・白浜少年自然の家・なめがたファーマーズヴィレッジ中央」だ。要するに3つの施設を併せたバス停名なのだが、その文字数は31字。仮名表記であれば41字にまで達する。さぞ、運転手さんは大変だろう…。現在もまだまだ新しいバス停が誕生しているので、あなたの街に日本一長い名前のバス停が誕生するかも。

■日本一距離が長い路線バスは?

 冒頭では日本一距離が短い「学05」系統を紹介したが、次は日本一距離が長い路線バスだ。高速道路を使わない一般道を走行する路線バスとしては奈良県と和歌山県をまたがる「八木新宮線」が最も長い。片道166.9kmで東京~宇都宮より長距離を走っている。始発から終点まで6時間半、運賃は6190円となかなかのお値段に。途中3回ほど休憩を挟むというのも珍しい路線だ。

■ちょっと珍しいバスの行先を示す方向幕の使い方

 バスの方向幕には行先以外にも様々な表記があるという。回送中であれば「回送車」、乗客が乗り降りしている際には「乗降中」といった一度は見たことあるものや、「教習車」「SOS」「緊急事態発生」「故障車」「牽引中」など珍しい表記も存在するそう。

 ちなみに他にも西日本鉄道では、ヤフオクドームでAKB48総選挙が行われた際に「AKB48選抜総選挙会場 ヤフオクドーム」というイベント仕様で運行していたのだとか。このようなイベント仕様の方向幕を見かけたら記念に一枚撮ってSNSにアップしてみる、なんていいかもしれない。

 今回は時間が取れず、身近にあった“日本一短いバス路線”を試してみるのみとなってしまったが、今度は時間を作って是非とも“日本一長いバス路線”を試してみたい。みなさんも気になった路線バスに乗りに行ってみてはいかがだろうか。

“日本一短い路線バス”の「学05」系統

目白駅から日本女子大前まで途中停車せず直通運転

文=冴島友貴

※本書では、東京都交通局の都営バス「学05」系統(目白駅前~日本女子大前/距離約1.6km、所要時間約3分)を“日本最短路線”として紹介していますが、さらに短い営業距離の路線バスも存在します。関東自動車株式会社の路線バス「おもちゃのまち駅~獨協医大病院線」(東武鉄道「おもちゃのまち」駅から獨協医科大学を結ぶ路線)は営業距離0.8㎞、所要時間は3分です。(編集部調べ)