『不倫食堂』『う』…性欲と食欲をかきたてる! 人気グルメ漫画、4つのカテゴリーに分けてみた!

アニメ・マンガ

2017/9/16

 夜中に読んではならない禁断の書“グルメ漫画”といえば、漫画ジャンルの一角を占める存在ですよね。今や、グルメ漫画作品の中でもさらなる細分化が進んでいるようす。そこで、食欲の秋本番を目前に控えた初秋、世にあるグルメ漫画を筆者の独断と偏見で4つのカテゴリーに分類してみました。あくまで個人の見解なので至らぬ点もあると思いますが、よろしくお願いいたします……! 

 また今回は、料理漫画まで含めるとややこしくなるので、「野性味あふれるグルメ漫画」以外は、基本的にお店に食べに行く作品に絞りました。

■実店舗に行きたくなるグルメ漫画

 グルメ漫画のなかには、実在する飲食店がモデルになっている作品も多くあります。モデルのお店が存在することで、聖地巡礼がファンの楽しみ方のひとつとなっているのも特徴です。ドラマ化されることも多く、なかでもドラマ『孤独のグルメ』(テレビ東京系)はSeason6まで制作される人気作品となっています。

『孤独のグルメ』(久住昌之:原作、谷口ジロー:作画/扶桑社)
『いつかティファニーで朝食を』(マキヒロチ/新潮社)etc.

■料理 うんちく漫画

 ひとつの料理と向き合い、味だけでなくその食材から調理法、食べ方に至るまで、さまざまなうんちくが飛び出す作品群。『美味しんぼ』のように至高のメニューを探し求めるものや、ビジネスとして成功するラーメン店を目指す『ラーメン発見伝』など目標を掲げるものもあれば、うなぎ料理の楽しみ方を紹介する『う』など、物語の方向性が多岐にわたり ます。ストーリーも見どころですね。

『美味しんぼ』(雁屋哲:原作、花咲アキラ:作画/小学館)
『めしばな刑事タチバナ』(坂戸佐兵衛:原作、旅井とり:作画/徳間書店)
『ラーメン発見伝』(久部緑郎:原作、河合単:作画/小学館)
『う』(ラズウェル細木/講談社)etc.

■食欲と性欲を満たす漫画

 食欲、睡眠欲、そして性欲。人間の三大性欲のうち、2つの“欲”を満たす作品も存在します。『不倫食堂』は、営業マンとして全国を飛び回る主人公が、出張先でおいしい食事と、そこで出会う人妻との情事を堪能する作品。女性視点では『イケメン共よメシを喰え』がオススメ。正統派からビジュアル系まで、さまざまなイケメンが美味しそうにご飯を頬張る姿が“ムラムラ”する、と話題の作品です。

『不倫食堂』(山口譲司/集英社)
『イケメン共よメシを喰え』(東田基/ふゅーじょんぷろだくと)
『男食-食べる男子を読むまんが−』(ふゅーじょんぷろだくと)etc.

■野性味あふれるグルメ漫画?

 バラエティ豊かなグルメ漫画ジャンルのなかでも、異色の作品群。アニメ化も決まっている『ゴールデンカムイ』は、明治期の北海道を舞台にしたアイヌ埋蔵金をめぐる冒険譚が物語の軸ですが、さまざまな狩猟料理が登場するグルメ漫画でもあるのです。エゾリスの新鮮な脳みそや、オオワシの丸煮などのアイヌ料理が次々に登場します。そして、人気漫画『ダンジョン飯』は、スライムや人喰い植物などの魔物を、美味しく食しながらダンジョンを攻略する、グルメファンタジー漫画。どちらの作品も、味を想像するしかないのが残念です。

『ゴールデンカムイ』(野田サトル/集英社)
『ダンジョン飯』(九井諒子/KADOKAWA)etc.

 一口にグルメ漫画といっても、切り口は多種多様。さすが、漫画界の一大ジャンルといったところでしょうか。ただ、どの作品にも共通していえるのは、美味しいご飯が食べたくなるという点。当然かもしれませんが、グルメ漫画にとって、もっとも重要な要素ですよね。おいしくておもしろいグルメ漫画、ぜひご賞味あれ!

文=田中ハルカ