次々と登場するかわいい動物たちに大興奮! パパママからも圧倒的支持を集める絵本『なきごえたくはいびん』

文芸・カルチャー

2017/12/25

写真のえほんは、付録版になります

 子育て情報誌『kodomoe(コドモエ)』(白泉社)の付録として制作され、第9回MOE絵本屋さん大賞2016 パパママ賞第1位を獲得した『なきごえバス』。その姉妹編となる『なきごえたくはいびん』が12月26日に発売される。

『なきごえたくはいびん』(えがしらみちこ/白泉社)

 主人公のはるちゃんは、こぶたちゃんと一緒に何やら準備中。そりのようなものに、たくさんの荷物を積み込んでいます。「なきごえたくはいびん みんなの にもつを おとどけします」とはるちゃん。今回は、たくはいびん屋さんとなり、動物さんにお届けものをするようです。

 実は、前作の『なきごえバス』が大好きで、寝かしつけやおでかけの時など、ことあるごとに本を開いている我が家の子どもたち。特に、乗り物好きな3歳の息子は、今回の『なきごえたくはいびん』にもすぐに夢中に! 最初のページでハンドルを握って荷物を運ぶはるちゃんを見せると、「読みたい~」と私の膝に飛び乗ってきました。

 はるちゃんが「おとどけものでーす」と声をかけると、扉の向こうから「ちゅーちゅー」とお返事が。「だれのこえ?」と聞くと、息子が全力で「ねずみさん!!」と答えます。『なきごえバス』と同じく、なきごえで次のページに登場する動物さんを当てながら読み進められるので、クイズ感覚でとても楽しめます。

写真のえほんは、付録版になります

 そして、今回の『なきごえたくはいびん』では、動物さんたちの絵がパワーアップ! 子ども心をくすぐる淡いながらもかわいらしい配色はそのままに、躍動感あふれる動物さんが見開きいっぱいに描かれていて、眺めているだけでも楽しくなる仕上がりに。

 息子もページをめくるたびに「とりさんの帽子屋さんもお医者さんもいるよ!」「おさるさんのおうちだけど、りすさんもいるね」と大興奮。そして、最も盛り上がったのは、かえるさんのおうち。見開き2Pをダイナミックにたてに使い、上にかえるさんのおうち、下には水面下で気持ちよさそうに泳ぐかえるさんやおさかなさんが描かれています。見た瞬間「お~~すごい! すごいね!」と、雄叫びをあげる息子(笑)。それに気づいた5歳の姉が「なになに~」と近づいてきて、3人でぎゅうぎゅうになりながら読み進めたのでした。

 最後は、大好きなママにお花を届けたはるちゃん。娘がふと「はるちゃんのママのお顔、嬉しそう」と、微笑みながらつぶやきました。絵からそんな感情も読み取れるようになったのだな…と、娘の成長を感じてグッとくる一幕も。子どもによって感じ方はそれぞれだと思うので、一緒に読んだ後に、感想を聞いてみるのもおもしろいかもしれません。

『なきごえバス』のよさはそのままに、種類豊富な動物さんとダイナミックな絵で、新たな魅力がいっぱいの『なきごえたくはいびん』。ぜひ、お子さんと一緒に手にとってみてください。

文=野々山幸

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