ローラ、紗栄子、中村アン…ホットな女子は、みんなお腹を割っている! 手に入れたいのは、美しいアブクラックス

健康・美容

公開日:2017/12/27

『#腹筋女子 お腹が割れたら人生変わった!』(山崎麻央/講談社)

 インスタグラムで「#腹筋女子」とタグづけされた画像は12万以上!「お腹が割れていること」は、ホットな女性にとって、いまやステータスなのだ。インスタグラマーたちの成功体験、腹割最短メソッドなど、「女子のためのお腹の割り方」情報が満載の一冊が、『#腹筋女子 お腹が割れたら人生変わった!』(山崎麻央/講談社)である。山崎麻央氏は加圧、ヨガ、ピラティスを中心とした、アンチエイジングスタジオの代表であり、本書では、女性の体を知り尽くしているからこその、女性のための腹筋メソッドを公開している。

      

 女子がお腹を割る時代がくるとは誰が想像しただろうか。しかし筆者の通うスポーツジムにも「腹割り」目的で入会する女子が急増、親しい友人は数年前からすでにお腹を割っていた! 腹見せのジムウェア姿はかっこいいし、薄手の服をまとった身体はいかにも体脂肪が少なそうだ。彼女は「お腹が割れている自分が好き」だと言う。#腹筋女子が気にしているのは、男目線より、女目線より、自分自身の目線なのかもしれない。

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 #腹筋女子の目指すところは、筋肉がきれいに6つに割れてみえる「シックスパック」ではない。美しい「アブクラックス」を手に入れることである。外国人モデルやミランダ・カー、ローラ、紗栄子、中村アンなど、腹筋女子に人気のタレントのインスタを見ると、皆、お腹にうっすらと3本の縦線がはいっている。これが「アブクラックス」だ。#腹筋女子は「筋トレ」ではなく「ボディメイク」という言葉を使う。欲しいのは、筋肉質でガッチリ引き締まった身体ではなく、ほど良く引き締まった体型なのだ。

 男子よりも女子は腹筋が割れにくいので、トレーニングをコツコツ続けることが重要だ。続ければ必ず手に入るのが腹筋であり、自分に打ち勝った証となるのが「アブクラックス」なのだ。結果を自分で確認でき、他人にも見せられる「アブクラックス」。インスタが、#腹筋女子を後押ししていることは間違いないだろう。

「なりたい自分と出会える」「心の平和が取り戻せた」「自分は変われる」「思考まで健やかになった」など、#腹筋女子は、お腹を割って、自分に自信がついたと述べる。自分を追い込み、お腹を割ることは、心の健康法でもあるようだ。

 本書では、山崎氏が考案した、女性がお腹を割るための、「整える・ほぐす・鍛える」を中心とした効率よいトレーニングほか、筋肉を増やす食事やグッズなどを紹介している。#腹筋女子の写真やコメントが満載で、彼女たちの美しいアブクラックや、ハッピーと自信に溢れた表情を見ていると、#腹筋女子デビューをしたくなってくる。

文=泉ゆりこ