「昔は空に“イカあげ”していたって本当!?」「伊達巻は右巻きが基本!」子どもと一緒に楽しむ雑学
更新日:2018/1/4
早速ですが、みなさんに問題です。東京・渋谷はこの年末年始も相変わらず大にぎわいですが、その昔、電車でもなければバスでもない乗り物が、渋谷で運転されていた時期があったそうです。いったい、どんな乗り物でしょう?
韓国・平昌オリンピックがもう目前となってきましたが、これまでの冬季オリンピックで“最も南の開催地”の都市はどこでしょうか? はたまた、時代劇でおなじみの“遠山の金さん”が悩んでいた「持病」って?カタツムリの歯の本数とビックリの秘密とは?
『子どもと楽しむ日本びっくり雑学500』(西東社編集部/西東社)は、日本人の生活や伝統に食文化、そして歴史上の人物伝から、日本の自然や地域特有の慣習に至るまで、とても幅広い分野の雑学を集めた本です。読んでいくにつれ、子どもだけではなく大人も知らない驚き!の知識が得られて、思わず周りに話したくなってきます。
そのなかから、本記事では冬に関係がある雑学を紹介していきましょう。
・お年玉はもともとおもちだった!?
「お年玉はもともとおもちだった?!」は「鏡もちには年神様の魂が宿る」とのいわれから、「年魂あるいは年賜(どちらも読みはとしだま)」が上役から目下への贈り物のおもちが「お年玉」となり、江戸時代におもちからお金に変わっていったそう。
・凧あげはもともとイカあげだったって本当?
「凧あげはもともとイカあげだったって本当?」はホント。中国より伝来された凧は、最初「髪を垂らした姿から“イカのぼり”や“イカあげ”と呼ばれ」ていたそう。ところが江戸時代にイカあげは人気が過熱、幕府の禁止令が出る事態に。反対する人々が主張したのは「イカあげではなく、凧あげだ」という「屁理屈」。その呼び名が今日も引き継がれているという訳です。
・伊達巻は右巻きが基本!
「伊達巻は右巻きが基本!」では、以前より「日本では左よりも右のほうが縁起がよい」とされ、「右に巻くとエネルギーが入る」といわれているそう。だから「渦を巻いた食べ物は、右巻きになるようにすること」とアドバイスがあります。
他にも「レジャー指数にのど飴指数 いろんな指数がある」「なまはげは鬼じゃない!? 神様だった!」「節分で追い出された鬼が集まる場所がある!?」「上野動物園のパンダは毎日ダンゴを食べている」「西郷隆盛が名づけた!? 珍地名」などなど、読む人の好奇心をくすぐる面白い雑学が満載ですが、雑学の本文に入らなかったネタが追記された“もうひとネタ”にも丁寧に目を通しましょう。さらに知識を深めるチャンスです。
また、雑学各章の合間にはイラスト付きの「びっくり雑学クイズ」もたくさん載っています。そちらのクイズをクリアしたら、冒頭のようなクイズを作ってみるのはいかがですか?雑学はたっぷり500個あります。お子さんや家族、友人と久しぶりに“物知り博士”を目指してみるのも楽しいのではないでしょうか。
帰省や新年会などの集まりが多いこの時期、話題を広げるきっかけにも役立ちそうです。特に伝統や慣習などについては、上の世代の方から体験談や昔の様子などの貴重なお話が聴けるかもしれませんね。
それから、始めにお伺いした問題の答えは、ぜひ本書でお子さんと一緒に探してみてくださいね。
文=小林みさえ
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