目を酷使する現代人に失明の危機!? たった10秒で目をケアする方法とは?

健康・美容

公開日:2018/1/5

『驚くほど目がよくなる! たった10秒の「眼トレ」』(日比野佐和子:著、林田康隆:監修/SBクリエイティブ)

 全国目が疲れてる人ランキングみたいなものがあったら、10位以内には入れるんじゃないかな……と思うくらい、私は眼精疲労に悩まされていました。本を読んでいると、目が痛くて開けていられなくなったり、視界がぼやけたり。まぶたの上は常に重いし、目を大きく広げようとすると痛みがあるくらい。「目が痛くてデスクワークができない」なんてことも日常茶飯事。

 けれど、最近はかなり改善しています。

『驚くほど目がよくなる! たった10秒の「眼トレ」』(日比野佐和子:著、林田康隆:監修/SBクリエイティブ)に載っていることを試してみて、劇的に眼精疲労が緩和してきたのです。

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 本書の著者、監修者共に現役のお医者さん。

 そもそも、人間の目のデフォルトは「サバンナで暮らす人」らしい。つまり、遠くを見ることを基本にできていて、近くばかり見ていると疲れやすい構造になっているのです。

 眼精疲労を放っておくと、肩・首こり、頭痛、胃痛、疲れがとれない等々、様々な体調不良を引き起こし、「脳力」もダウンするとか。考え事をしている際に、「疲れた」と感じるのは、目の疲労が大きな原因でもあるという。

 つまり、「眼精疲労」を改善すると、身体全体が元気になり、趣味に仕事に、アクティブに動ける活力にもなるということ。

 では、どうすれば眼精疲労が軽減されるのでしょうか。

 簡単にまとめますと、

・深呼吸する
・目を温める

 という、とてもシンプルなもの。

 長時間パソコンを見ている等の、外的な要因ではなく、目が悪くなる「内側」の最大の原因は「酸素不足」だそうです。

 目を酷使して目のまわりの筋肉が凝り固まると、血流は滞ってしまいます。流れをよくするためには、呼吸をして身体に酸素を入れることが大切。現代人はストレスで自律神経が乱れたり、スマホに夢中になり、うつむきがちになったりすることで、呼吸が浅い人も増えているとか。

「血流をよくする/自律神経を整える」ためにも、意識して深い呼吸をしましょう(鼻から吸い、口から出すのがベスト)。

 また、目の血流を促すために、目を温めることも大切。簡単にできて効果抜群なのは「ホットタオル」。ハンカチくらいの大きさのタオルを水に濡らして固く絞り、クルクル丸め電子レンジへ(500ワットであれば、1分くらい)。それをタオルの熱が冷めるまで、2分ほど目の上に置いてリラックス。

 私はこの深呼吸とホットタオルを「こまめに」実践しました。起床時と寝る前に深呼吸するのは必須。目を温めるのは一日3、4回。外出したら、なるべく遠くの方を広く見るように意識する。本書に載っている「目のストレッチ」を何度もやる。……その結果、目の疲れは以前より、かなり軽くなっています。

 仕事中に、こまめにホットタオルなんてできないよ、という方は1時間に一回は窓の外を見たりして目を休めるといいのではないでしょうか。こちらも「こまめに」やるのが大切かと。

 本書では、いつでもどこでもできる「10秒エクササイズ」や目にいい食事、生活習慣なども載っているので、「続けられそうなこと」からやってみるのもいいと思います。目が楽になると、こんなに元気になるんだ~というのを、実感しておりますので、ぜひみなさんも試してみてください。

文=雨野裾