「空気を読む」ってつまり、「○○を合わせる」こと。今年こそコミュ障脱却!!

人間関係

2018/1/16

『コミュ障で損しない 方法38』(吉田尚記/日本文芸社)

『コミュ障で損しない 方法38』(吉田尚記/日本文芸社)は、コミュニケーションを「ゲーム」と捉えることで、「コミュ障」脱却を目指す、「会話下手」の方々の大いなる味方となる1冊だ。

 年末年始には、一年に一回会うか会わないかの親戚知人と顔を合わせた方も多かったと思うが、どうだろう? 「何をしゃべっていいのか」「会話が盛り上がらない」「早く帰りたい…」「あ~あ、自分ってやっぱコミュ障だわ」と落胆した人もいるのではないだろうか。

 大いに落ち込んだとしても、来年からはそんな気まずさを味わうこともない。本書によれば、コミュニケーションは「難しいテクニック」であり、「練習して当然」なので、何の修行も積んでいないあなたは、うまい会話ができなくて当然なのだ。

 だが「練習しろ」と言われても、どうしたらいいか分からないだろう。

 そこで会話を、「その場にいる全員で『気まずさ』を駆逐する協力ゲーム」と考えてみる。そして日々経験値を得ていけば「コミュ障」からは抜け出せるはず!

 会話という名のゲームを始める前に、一つ気を付けてほしいことが。「場の空気を読み、それに合わせる」ことだ。「空気を読む」――「それができないんだよ!」と思われるかもしれない。けれど著者いわく、「空気を読む」ことを難しく考える必要はないのだとか。他人から「空気が読めない」と非難される理由は、あなたの「テンションが低すぎるか高すぎるか、それだけ」だという。

 数人の飲み会でも、ドームコンサートの会場でも、原則その場のテンションは一つしかない存在しない。その「参加する会話のテンションが、どれくらいかだけ測って」、テンションをチューニングしていけばいいのだ。

 テンションを合わせた後は、いよいよ「会話」のゲームが始まる。会話は、カードゲームだ。「それぞれが『質問』や『エピソード』というカードを持っていて、それを順番に出し合っているイメージ」だという。

 例えば…、

自分「朝ごはんは、なんでしたか?」≪質問のカードを出す≫
相手「アジの干物でしたねー」
自分(そう言えば、この前泊まった旅館の朝食に出たアジ、めちゃくちゃおいしかったなぁ…)≪エピソードを思い出すことで、新たなカードをゲット≫
自分「普段から朝は和食派ですか?」≪思い出したエピソードは敢えて手持ち札にしておき、相手に質問というカードを連続で出す≫
相手「ずっとパン派だったんですけど、社会人になって泊まった旅館の和朝食がおいしくて、それから和食派になりました」
自分「そう言えば自分も…」≪思い出のエピソード札を出す≫

 といったように、会話の「ネタ」をカードの持ち札と考えて会話をするやり方だ。「持ってる・引いてくるカードが多くて、なおかつ出すカードの選択が上手な人が、会話というゲームが上手い人」である。

 もちろん現実の会話は、こんな風に予想通りにはいかない。だが、会話はすればするほどうまくなる。ゲームだと考えて、今まで避けてきたコミュニケーションの場に進んで参加し、経験値を積むことで自分のレベルアップを実感してほしい。

 本記事でご紹介したのは、ほんの導入なので、詳しく知りたい方は本書をお手に取っていただきたい。具体的な質問のコツや「やってはいけない」違反行為、「よくある会話で困るパターン小技集」なんかも載っているので、すぐに実践できるはずだ。

文=雨野裾