生きづらさからも自己否定からも自由になる! 人生をハッピーにする瞑想法

暮らし

更新日:2021/6/28

『一瞬で自己肯定を上げる瞑想法』(綿本彰/KADOKAWA)

「自分に自信がなく、生きづらさを感じている」
「仕事に集中できなくて、生産性がなかなか上がらない」
「毎日忙しくて、ちっとも気が休まらない」

 上記のような悩みの一つや二つ、誰もが抱えているのではないでしょうか。実は、ベクトルがまったく違うように思えるこれらの悩みを、一度に解消できるメソッドがあるんです。なんだかわかりますか? 答えは……瞑想です。

 日本ヨガ界の第一人者であり、瞑想に関する著書も多い綿本彰氏によると、瞑想には集中力を向上させ、同時に、脳を深く休息させる効果があるそう。

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■瞑想のメリット(1)集中力、生産性がアップする

「瞑想を一定期間実践した人からは、雑念やストレスを軽減するアルファ波が多く出ることが分かっていて、さらに深い瞑想では、記憶力や学習能力を高めるシータ波が出ることが明らかになっています」と綿本氏。

■瞑想のメリット(2)脳が休まる

 また、近年の研究から、瞑想が脳の内側前頭前野と後帯状皮質の活動を抑制し、それによって脳全体の休息が深まることも分かっています。

 集中していて、なおかつ、脳が深く休息している。ちょっとイメージしにくいかもしれませんが、一流のアスリートが体験するという「ZONE」という状態がまさにこれ。日常で自在にZONEに入れるようになったら仕事や家事の効率は間違いなく上がりますし、たとえ忙しくても心穏やかでいられそうですよね。

■瞑想の効果(3)自己肯定感が上がる

「自分はダメだ」「自分に価値なんかない」等のネガティブな思い込みを外し、自己肯定感を上げる効果も瞑想にはあるのだそうです。

 瞑想とはそもそも、今この瞬間にのみ意識を向けて、ありのままを認めること。過去の失敗、未来の不安といった、今ここにないものから意識を切り離し、今ここにあるものだけを感じて、否定も判断もせずにただ受け入れるのが瞑想なのです。そして、「今ここにあるもの」には自分自身も含まれます。怒っている自分も、悲しんでいる自分も、落ち込んでいる自分も、ありのまま認めてあげることが瞑想の第一歩。瞑想が深まれば自己肯定感が上がり、自己肯定感が上がれば瞑想がさらに深まる……。自己肯定と瞑想はそんなスパイラルアップな関係にあるのです。

 綿本さんの新刊『一瞬で自己肯定を上げる瞑想法』(KADOKAWA/2月2日発売)では、瞑想の効果から、詳しいやり方、自己肯定および他者肯定を上げる方法まで、丁寧に紹介されています。

「瞑想を習慣にし、すべてをありのまま受け入れられるようになると、すごくすごくハッピーです。『特に不満はないけれど、どこか満たされない』という漠然とした不足感からも、あらゆる不満からも、一切の不愉快からも自由になれます」と綿本さんは言います。みなさんもそんな境地を目指してみませんか?

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